作品の「質」
メディア化作品がこれからも増えていくだろう作品に関する戯言です。
特定の作品を貶める意図はありません。
昨今のWeb小説原作による書籍化は増えているが、果たして小説としての質は上がったのか?と言われると首を傾げたくなる。
いわゆる一発ネタが編集の目に留まった結果、プロになった素人であるという例が多いのではないだろうか。
勿論、ちゃんと勉強して、研究を重ねた「野生のプロ」とも言えるレベルの人だっているだろう。
ただ、一部の書籍化してないヤツが文句を言うなというような、悪い例が目立つのも事実である。
ここで問題に上げるのは、書籍化したからといって、作品の質がいいとは限らないことである。
ここで活動をする多くの人はいわゆる、アマチュアというものであるだろう。
書籍化作品の批判される最もな要因が、なろうテンプレートとも呼ばれる独自のステータス系や、行き過ぎたご都合主義等様々である。
これ自体が必ずしも悪い訳ではなく、独特な面白さがあるのだが、結局のところ似たり寄ったりで印象に残りにくいのではないだろうか。
個人的に、アニメ化した作品であまり評価されていない作品には特に感じてしまう。
この多くに共通するのは、一見「型破りな作品」に見える「型無しの作品」ということだ。
なぜなら、小説家やシナリオライターの為に、本格的な勉強した人間ばかりではないからであるのではないだろうか。
素人の作品と仮に批判される機会があったとしても、仕方のないことである。
そこを補うのが担当編集やら出版社なのだが、本当に推敲されたのか怪しいレベルのものも確かに存在するのが悲しき現実である。
奮起して力をつけるか、偉そうにふんぞり返るか、どう振舞うかはプロなら自己責任としか言えない。
私も素人であるので、それらに対する答えは持ち合わせていないのだ。
ただ、これからの作品に「質の良い作品」が増えていくことを私願いたい。
あくまでも個人的な意見であり、思いのまま書きなぐったので、意図が伝わるかは考慮していません。