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場を温めて

「まずは席に着いちゃいましょう、お店の邪魔になりますのでね。」

竜樹の一声で、図書館の6人と、竜樹達チームニリヤの、カメラと侍従と護衛じゃない人、それからエーグル副団長が座った。座る時、パージュさんの前に座ろうと、王兄殿下と副団長がなんかわちゃわちゃしたが、無事2人がパージュさんの前に座れた。

竜樹は、背も大きい、迫力ある金髪奔放カール髪、2色のキャラメルみたいな色の目の、豪華熟女美人の前である。真ん中に座って偉そうだから、多分この人が、館長か。


「館長のブランシュだ。この度は、貴重な機会を下さり、感謝している。私はどうも、ぶっきらぼうだと言われるんだが、他意はないので、お許し願いたい。この方が喋りやすいのでね。王兄殿下、王弟殿下、王子様方のお顔は、みな承知しているよ。ギフトの御方様も、テレビで見たな。」

ハハハハ、と豪快に笑う。


「テレビ、ブランシュ館長も観て下さったんですね!嬉しいです。私、畠中竜樹といいます。竜樹と呼んで下さい。」

「竜樹君。おお、珍しい響きの名前だね。自己紹介は、注文して料理がくるまでの時間にしようか。ここは、何でも安くて美味しいよ。」


なんと、この食堂には麺があった。話を聞いてみるに、パスタの様なモノらしい。竜樹は麺を、そしてみんなはそれぞれパパッと選ぶと、ニコニコしながら悩んでいる王子達を待った。毒味しなきゃなんないけど、楽しそうだから、一緒食べである。


図書館側からは、男子3名、女子3名だった。

男子側は、10代かと思われる若いパーン、髪も目も若草色と初々しい。その上らしき20〜30代のリーヴル、何と初めてこの世界で黒髪黒目に会った。瞳の芯は、ブルーである。ふくよかで人の良さそうな顔、60代くらいのラング。白髪の混じりはじめたピンクベージュ。艶かしいおじさんである。

女子側は、あとはプティとパージュとブランシュである。


「チリ魔法院長官。借りた本、次に借りたくなるまで返さないの、何とかしてくださいね!」

プティが言うと、

「す、すみませえん!」

チリが、小さくなって謝った。ハハハと場が和み、料理も来たところで。


「あ、あの、パージュ君!私は先ほどの失礼な輩の暴言を、たまたま、たまたま聞いてしまったのだが!」


王兄殿下!唐突です!

まだ場が温まっていません!



今日は少ないですがお許し下さいな。

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