登場人物→エルフ関連
エルフたち
現在エルフは助け出されて、パシフィストなどの国で活躍しています。
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◎ロテュス王子
エルフの代表
尖った耳、麗しい若葉の緑の髪。
ヒラヒラの上等で繊細なレースのブラウスがよく似合う。
少女とも少年とも見える、中性的な容姿。
お人形の白磁の肌、桃色の頬につやつや唇、少し伏せられた憂いを帯びたエメラルドの瞳の、幼いエルフ。
股間にあるべきものがない。
良い性格してるっぽい?
全身に呪いの刺青をされていた。
古の盟約により、パシフィストと他の国々に、エルフの救助要請を出した。
→現在、竜樹の将来の伴侶予定。
ぽろりとこぼした涙、エルフのまごころを竜樹に飲ませて、寿命をエルフなみに。同じ時間を過ごせる、となった。
今は子供なので、ラフィネ母さんと、時間差でパートナーになれるので、3人でうんうんと仲良し。
◎リュミエール王
エルフの王様。ジュヴール国に縛られて、植物を育てる力を強制的に大地に注がされている。ロテュス王子のお父様。
長い翠の髪。椅子に座ると地面に届くほど。
穏やかで獰猛で、ココロ大きな人。本気で怒らせたら、飲み込まれるかも。
→現在、パシフィストに助け出されて、エルフ達が各国に馴染み広がり生活していけるよう動いている。
◎ヴェルテュー妃
エルフの王妃。ジュヴール国王の慰みものにされていた。
ロテュス王子のお母様。
そしてジュヴール国王との間に、3人子供がいる。
金のストレートの髪に、優しく強い、碧い目。
どこか清廉な雰囲気。だが、中身は、肝っ玉母ちゃん。
皆はヴェル妃と呼ぶ。
◎エクラ
10歳、エルフにとっては赤ん坊のようなもの。
エルフが産んだ子の中では、珍しく黒髪。
目は母のヴェル妃に似た碧だけれど、耳は尖らず、骨太な所も、ジュヴール王キャッセの系統。ジュヴール王よりずっとカッコいいけど、とはヴェル妃の談。
エルフのヴェル妃と赤ちゃん、子供達を逃す為に、暴れて騒ぎを起こした。ヴェル妃に、一緒に逃げようと言われるが、1人でジュヴールに残った。
ジュヴール国王キャッセが、ヴェル妃を慰みものにした事で生まれた、宿命を背負う子。
◎カリス
何となく王子より。
ジュヴール国王キャッセが、ヴェル妃を慰みものにした事で生まれた。ヴェルテュー妃に似ている。
バサっとした金の睫の間から、翠の瞳。
髪は栄養が伴っていなかったからか、パサつきがあり、そして光の強い、細い金髪。カリスはストレートを毛先内向き。
いかにもエルフな、透ける肌に清廉な面立ち。
エクラ兄上もロテュス兄上も好き。
◎ウィエ
何となく少女の趣きがある。王女より。
ジュヴール国王キャッセが、ヴェル妃を慰みものにした事で生まれた。ヴェルテュー妃に似ている。
バサっとした金の睫の間から、碧のうるうる瞳。
髪は栄養が伴っていなかったからか、パサつきがあり、そして光の強い、細い金髪。
クルクルカールのミディアムヘア。
いかにもエルフな、透ける肌に清廉な面立ち。
エクラ兄上もロテュス兄上も好きだが、どちらも我慢しすぎな所を、もう!と思っている。
解毒、草の蔓で拘束の魔法が使える。
◎フィラント
エルフ。元々は、ロテュス王子に近くお世話をしていた。
ジュヴールでは、戦士だったからと、冒険者をやらされ、危険地帯の樹海に送られて、無理難題に応えさせられていた。
金髪。
◎ファマロー
エルフ。元々は、ロテュス王子に近くお世話をしていた。
ジュヴールでは、魔法を教えるのは拒絶しても、ならばお前がすれば良いとばかり、あらゆる魔法事にこき使われて、悔しく同胞への呪いをも管理させられていた、魔法使い。
金髪。
◎サジタリアス
エルフ。元々は、ロテュス王子に近くお世話をしていた。
エルフ達の国の宰相だったからと、ジュヴールでは奴隷のように何でもかんでも投げられて、しかも責任を負わされながら、睡眠も食事も途切れ途切れに命をすり減らし、ジュヴールの王に仕えさせられていた。
年配の、目の下にクマがあるが美麗なイケオジ。
金髪。
◎イフ
エルフの子供。
ストレートの前下がりのボブ、白みの強い銀髪の子。
ジェム達3王子達と、トランプで遊ぶ。
目の不自由なアミューズに、神経衰弱でやられた。
◎ ヴェール・マラン
エルフの女性。裁縫得意組。羽毛布団を作るグループに。
肩甲骨まで伸びた髪、毛先に少しだけ花緑青色の入った金髪。
少女っぽさの残る頬は、ほっそりと白く、栄養の足りていない窶れがある。
女子プロレス、すてき!と憧れる。
◎シトロン
緑色のエプロンをした、金髪を邪魔にならないようキュキュと結い上げた、みめ麗しい男性エルフ。喫茶店《エルフの花束》店長。
美術館側の喫茶店に勤める。エルフを知ってもらいたい、と接客に意欲。そうして一緒に平和を続けていく行動のキッカケにしてほしい、とボンの特別展に喫茶店で手助けする気満々。
お店では、エルフのハーブティーやお菓子も出している。
◎サンティエ
エルフ。アンクル地方教会孤児院のお世話人に就職した、お姉ちゃん。
子供達可愛い。でもちゃんと悪い事したら、目を見て静かに叱れる。
◎タンブラン
エルフ。教会孤児院のお世話人に就職した、お兄ちゃん。
子供達癒される。褒めるの上手な、元気で穏やかさん。
◎ベルジュお兄さん
寮に勤めるお世話人のエルフ。逞しい細マッチョ
◎マレお姉さん
寮に勤めるお世話人のエルフ。メガネで博識、優しい
フランとナップ
◎フラン
姉。植物の優しい食材を生かして、繊細な感覚、素朴なお菓子を作る陽気なおばエルフ
アレルギー対応の、ケーキ屋ジャンティーをやる事に。
隣にはアレルギーの小さな診療所が併設。
別々のケーキ屋をやる姉弟だが、協力して運営していく。
◎ナップ
弟。大胆にして計算された、めっちゃバランスの良いお菓子を作る、キリッとしたオジエルフ
ケーキ屋、デセール・デ・ロワをやる事に。
別々のケーキ屋をやる姉弟だが、協力して運営していく。
◎フォレック
エルフにしては、精悍な男性。ベルトに革の鞘、滑らかな形の片刃ナイフ。一見して森の狩人。
プラチナブロンドの長髪を後ろで縛る。銀の葉っぱチャームのついた革紐が髪に揺れる。すらりと背が高く、少しだけ、なで肩。鎖骨の美しい美青年。翠の瞳。
妻の不妊を、竜樹キッカケで発見する事ができ、治療。妻は妊娠が確認されたばかり。竜樹に恩義を感じ、喜んでヘンタイ・ルッシュの監視役になった。
腕も立ち、魔法も使える。
子供を真に慈愛するエルフとして、ヘンタイ・ルッシュには厳しくあたる。
◎イーヴ(エルフじゃない)
酒場の女主人。店の名は、『酔い処イーヴ』。
黒髪に赤のメッシュ。
酔いどれて、纏めた髪はゆるゆるだらしなく落ち、二の腕を出したワンピースに裸足の女性。手にサンダル。ぐすぐす店の前で泣いていた。
旦那はアムーレ。ヒモ。
3軒向こうの、『酔亭フランカ』女主人フランカにアムーレがとられ、捨てられそうで自暴自棄に。
ーー11年後
『のんある居酒屋イーヴ』学園指定登録飲食店 No.001 の女主人に。アムーレと離婚し、まごころある旦那エドゥをもらい、息子も2人、穏やかに幸せに暮らす。
夫:エドゥ(エルフ)
息子?:アビル5歳
次男?シヴァ6ヶ月
(性別がエルフなのでまだ不明。でも好みは男の子風のようだ)
◎エドゥ
ーー11年後
見目麗しい、キラキラした金髪を後ろに纏めて尖り耳の、長身の男性エルフ。イーヴと結婚して、幸せな家庭を築く。
出会った時に、萎れていたイーヴの乱れた髪を纏めてあげた。今でも、イーヴ専属の髪結い担当と言って、いつも可愛く綺麗にしてくれる。
息子(になるかなあ。エルフなので、まだ性別は分からないけど)2人、かわいい。
◎アビル
ーー11年後
イーヴとエドゥの子供。エルフなので性別まだ分からない。男の子風。5歳。
家の居酒屋の仕込みを手伝うよいこ。エピスとは仲良し。ニリヤ殿下の番組だいすき。
◎シヴァ
ーー11年後
イーヴとエドゥの子供。性別まだ分からない。男の子風。6ヶ月。
まだふにゃふにゃです。ミルクをグイグイ飲む健康な子。エルフ。
◎トルヴィ
ーー11年後
『のんある居酒屋イーヴ』の料理人。エルフ。気の良い、明るい、背の高い男子。
◎エイダ
竜樹が個人的に雇った、弱ったレテュと、出産したばかりのキュイール夫婦の家の面倒をみる、オバエルフ。子育てもした事のある、のんびりしっかりした気性。優しくて頼り甲斐がある。
竜樹は、子育て支援に短期のお手伝いの派遣事業も考えている。頼もしいエイダはその実験的な試みに賛同。
「弱った産後に弱い子を抱えて、わんおぺ家事育児なんて!」と奮起してお任せあれ、と胸叩いている。
◎ヌーヌー
コクリコの娘、カンパニュールゥことルゥちゃんの育児をお助けするエルフ。
赤ちゃんが大好き。一人子育てを終えた。緑金髪ウェーブをキュッと後ろに纏めている。一重の瞳が涼やかな働き者女性。
今の所、朝と夕方に寝て、昼間と夜起き、ルゥちゃんとコクリコを見守っている。
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⭐︎エルフの絵画に関わる人々
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◎ 初代イストワール
歴史家。五千年も前、竜樹達がいる、この大陸の歴史の、いちばん古い1ページを本で残した人。エルフの事も本に書いた。
家系は今も続いていて、代々歴史を書き残す仕事をしている。
血のつながりより、実力のある者を見出して、跡を継がせているため、現代のイストワールと血は繋がっていない。そして名前を継いで、代々イストワールと名乗る。
子孫たちは、住んでいる国の権力者に、歴史を都合よく改竄して書くよう求められる事がちょくちょくあった。それを嫌って、その都度、国を移ってでも書きたい事を書いている。
時には権力者から追われ、悲惨な目に遭った子孫もいる。
それに屈しない強さと、逃げ切れる賢さと情熱をもった者が、イストワールを名乗れるのである。
◎ オグル
エルフのいたずらっ子。
狩をする者を森で迷わせたり、街中でトイレの糞尿を撒き散らしたり。
ニュイは、何で俺なんか描きたがるのかなぁ、と思っていたが、害はないし綺麗に描いてくれるので、気に入っていた。友達にしてやってもいい。ローズ•パール姫を生涯かけて愛した。口が悪いのは治らなかったが、ローズ姫を得る為、良いエルフとしてふるまい、ローズ姫と結ばれてからは上手く操縦された事もあって、栄光の人生を仲良く過ごした。
◎ローズ・パール姫
エルフのオグルに愛し愛されて、オグルを栄光に導いた賢妻。黒髪の純情乙女。ニュイの事は、切ないわねぇ、と思っていて、夫の友達扱いをして、親しくした。絵も買ってやり、活動が続けられるよう援助も。芸術に昇華された恋心があっても良い。
◎ニュイ
エルフのオグルの絵を、一生かけて沢山残した画家。オグルに恋。苦しい恋だが。この苦しさがオグルを思う事、好きで苦しんで、そして好きな人を描けるのだから、幸せだと思って生きた。
人生の後半でローズ姫に援助されたが、貧乏で、絵の具を買う事ができなくなるくらい、求められていないオグルの、様々な場面を、明るく、時に暗く、描き続けた。
晩年、死ぬ一年前に描いた、生まれたばかりの息子を抱くオグルの絵は、恋心を深い愛に昇華し、オグルの幸せを自分の幸せとする、それが芸術として結実する満たされた幸福の絵となった。
◎フィエルテ
エルフの女性。ストレートの銀髪。
絶世の美女、おいそれとは触れられないほど、清らかな美しさだったらしい。
5代目イストワールも「天から星が落ち、その眼差しに地の花が咲き乱れる」と書き残す。
リュミエール王のひいひいじいさま曰く、「適当な男達には非常に厳しかった、たまに輝く笑顔一つで言う事きかせていた。」とのこと。
とても賢く、エルフにも利があるよう、この大陸の各国と古の盟約を結ばせた。
◎ピュール
有名な、フィエルテの水垢離を描いた画家。女性を描かせたら天下一品。
◎オルロージュ
古の盟約を結んだ場面を描いた。歴史的な場面をドラマチックに描くならこの画家、と言われる。
◎カルム
エルフ。魔法が不得意だった。そして無口。ほっそりとして針の如く。神経質そう。
ギフトのフィノメノンと親友になる。魔法が不得意な理由を、フィノメノンが看破。沢山の選択肢が一度に浮かんで、躊躇うから。無口なのも、それが原因。才能が無いんじゃない、ありすぎるんだ、と言われて、心嬉しく段々と魔法使いとして成長していく。
フィノメノンはギフト獲得戦争で心と身体を弱らせ自ら命を断ち、怒り慟哭したカルムは、今更の各国平和交渉の場に現れると、円卓に着いた当時の権力者達をギロリと睨みつけ。ギフトの御方様欲しさに戦争する事を、お互いに子々孫々まで禁じる、誓約魔法をかけた。
以降は調停者として睨みをきかせながら、エルフの森の、フィノメノンの墓を守って生きた。
◎フィノメノン
茶髪のがっしりした、穏やかな顔。作家。28歳の男性。
ギフトの御方様として落ちてきた。エルフのカルムに発見され、身を寄せる。不器用なカルムを好み、親友になる。明るくて穏やかな、良き人物。
知識を欲され争われて攫われ、戦争に益する知識も求められて、痛めつけられ衰弱、自殺した。手足の自由を奪われていたが、どのような方法をとったかわからねど、ナイフを胸に突き立てた。囚われている間、不明な事も多く、殺されたのではという説もある。
親友のカルムが、フィノメノンの憂いを死後、誓約魔法をかける事で払ってくれた。
弔い、墓守もしてくれ、2人の友情は、それぞれ魂に刻まれている、かも?しれない。
◎イスタンテ
男性画家。エルフ達がジュヴールから解き放たれた現代の事件、美術館特別展の最後の目玉の一つとなる絵を、ライブで描く。
生成りの簡易なシャツに、絵の具で汚れたズボン。くしゃくしゃの細い茶金の髪の毛。水色の瞳。身体が大きく、素朴な人となり。
平民出で、ボンが才能を見出し、この度抜擢した。
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◎当代イストワール
小さな、メガネの女性。くしゃくしゃの白髪、赤い目、だけれども小麦色の健康的な肌が、小さな身体をしっかりと見せている。
ソルセルリー大陸大歴史書、現在の項を書いている。わんぱく。
歴史書を書く仕事、ちょう楽しい。
画家のイスタンテとは、髪の毛くしゃくしゃ仲間。
◎モントレ・リーブル
占い少女ショワとトラジェのお師匠様。リーブルの姓は、占い姓で、弟子のショワとトラジェに継がれる。
エルフの美魔女。
耳尖り、年齢不詳、ローブを纏った銀髪ストレート。老たけた雰囲気に、サラリと産まれたてのしっとりした肌。瞳は紫に深く、ピカリと叡智の光。
額には翠の護り石、銀の細い線のくるりとしたサークレットの真ん中。
温かく2人の弟子の少女を見守り、それぞれに合った占い師としての育て方をしているはず、だったんだけど、まあ、未熟な2人が揉めたり、アルアル、と包容力と余裕。
エルフだが、街に馴染んだ外エルフだったので、ジュヴール国にエルフ達が蹂躙されていた時に、同じく外エルフ達同胞と、どうしたもんだ、何が起こってるんだ、と占いも駆使して悩んでいた。エルフの救助活動に、お金を出したり外エルフ達も協力したんだけど、それはまた機会があったら別項にて。
外エルフとして同胞と長らく分かれていたけれど、気持ちは深く、助けてくれたギフトの竜樹に、大きな感謝の気持ちを抱いている。