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王子様を放送します  作者: 竹 美津
本編

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神々とモルトゥの背中と、各国薔薇会議



ふー。

人型を、仮初にとる、情報神ランセは安堵のため息を吐いた。

今度も大丈夫だった。

畠中竜樹、という、異世界と、この世界の割れ目からこぼれ落ちてやって来た、ギフトに足ると神々が判断した魂。

神の世界から見れば、何とも忙しなく、人の世界は変わりゆく。良い方に、時に悪い方に。それを見守る存在ではあるが、竜樹が来てからのことは。


『ふふふ。何ともせっかちに、それでいて本人は呑気に、着々と変わりゆくものだねえ。』


自覚がない所が、また何とも面白い。

彼をギフトにして、本当に良かった。

いいねシステムと、スマホを使った、神との円滑で遠隔なお付き合いも、程よく干渉しつつもやり過ぎを防ぎ、今までのギフト達のように、悲劇を引き起こす事なく、上手くいっている。

それには、人間達の、ギフト運用の方法を熟させる、試行錯誤の犠牲が、尊くも必要であった、のだろう。

今だからこそ上手くいく。

カチッとはまるような、それでいて緩みのある、自由な動きをするパズルのピースが揃うまで、何と時間のかかった事か。


『ランセ神!もっと竜樹に、音楽をさ、こう、人の世には苦しい時悲しい時喜ばしい時に口ずさむ、歌が音楽が、必要だと思わないのかな?ねぇ?ランセ!』

ミュジーク神が、はやはやと下界を見下ろして、いやテレビ型の見守りビジョンを覗き込みーーー本当に世界の上空に神々の世界がある訳ではなく、概念上やりやすいからそんな風になっているのだがーーー竜樹達にうずうずと干渉をしたそうに。


『ミュジーク神。歌と音楽の競演会がこの秋にあるのだろ?大人しく、人々の発展を見守るのも我々の勤め。それに、あまり干渉すれば、出来の悪い神々のコピーしか出来上がって来ないだろう?そのつまらなさ、君だって知ってるじゃないか?』


人間、そのにぎにぎと賑やかで発展途上の、生命力溢れるアメーバみたいにもやもや動き回る活動的な生き物よ!ほんの少し、お印するくらいで、放っておいた方が。我々神をいつの間にか崇め、祈り、讃え、祀って、その上で自由奔放に面白い感じに育つって分かっているだろう。


それが、途轍もなく、愛おしく感じられる。この神々の世界をも、ほわほわと活性化させるのだ。


『そうだとも、ランセ神。人のある所、諍いと対話は絶えず。エルフ達も、そして他の人間たちも、何だか竜樹が名付けてくれてから、良く私に祈りを捧げて、敬虔な気持ちで慕ってくれているようだ。もし何かあれば力をほんの少し。何せ、神々の力は、小さな彼らには、大きすぎるのだから。それで充分、関わっていられるのだもの。』


ご機嫌な、かの神に、むむむ、と途端に難しい顔をしたミュジーク神。

『クレル・ディアローグ神はいいよ!何度も竜樹達と話をしちゃってさ。おまけに対話の概念まで貰って、今や人気の神様じゃない!分かってるよ、竜樹達が、自分から私たちがいいねをあげても良いな、って動きをするまで接触しない、っていう決まりの、基本的な考え方は!でも待ち遠しいじゃない!あああ、本当、何も手出しせず見守るって、難しいんだから!』


『何でもやってあげちゃったら、人間が生きてる事にならないものね、ミュジーク神。それでは真に満足した生き生きとした人生が、得られないもの。』


母性を司る神、メール神が、ほんわりとほころんで喜びの力を放っている。

長年懸念されていた、母達の未練の魂の欠片が、上手くエタニテという眷属に、愛しい子供達を守る手となってくれ、メール神も今、とてもご機嫌なのである。


『あぁ〜あ。メール神も良いなぁ。私の出番、早く来ないかな。』

ポロリン♪ 嘆きとともに弦が掻き鳴らされる音がして、何でも音楽になるミュジーク神ならではの様子である。


『『『『それそれ、それな!!』』』』


未だ出番のない、しかし見守る神々は、生き物を見守ってこその巨大な力を持て余し、はやはやと竜樹達を覗いては、あーでもないこーでもない、くっちゃべっている。

他の世界中の、人や生き物の大きな小さな流れも、見守ってはいるのだけれど、気兼ねなく話せる人間がいるって事が、そしてそれが上手く機能してるのが、神々だって嬉しくてしょうがないのだ。


『むふ。私も久々に、何かしてあげられたもんね。』

『ペール神は、くれぐれも力を抑えてね。私が良いって言うまで、関わるの禁止ですよ!情報の神が流れをみて言うんだから、間違いないんだからね!』


分かった分かったよー。

それにしても、なでなでしてやった息子は、かわゆらしきとんがりを見せていたな。愛でられて嬉しい。


『『『『良いなぁ、ペール神!!』』』』


ここは神の国。

見守るかの神達が幾柱も、竜樹とその周りのこれからを、わくわくと見守っている。

それを統制する、窓口の、情報の神ランセ神も。

くす、と笑み。良い流れに、つくづく苦労も嬉しいのであった。






「ヘェ〜。それじゃ、エタニテお母さんと、レザンお父さんは、毎日各地方教会孤児院も回ってるんですね?」

ミランが撮影しながら、竜樹とお話。

いつもの我らのお助け侍従、タカラもうんうんと頷きつつ、話を聞く。マルサ王弟が、お茶を飲みながら。

「そうそう。あいつら、本当に子供が好きみたいでさ。放っておけば、一日中いつまでも子供達を見守って、一緒に遊んだり面倒みて、それで孤児院もぐるぐるしてるらしいんだよ。流石、神の眷属、ふわっと行きたい所に瞬時に移動できるようなんだが、転移魔法陣を使って、こっちがビビらないように、普段はしてくれてるぜ。』


エタニテお母さんは、赤ちゃん達が泣き喚いていると、たまたまお世話人がオムツを外してうんちを捨てる為に席を外した一瞬の間なんかに、お乳をあげたりもするらしい。必要な時、母乳が出るのだ。

まあ継続して面倒をみる、までは難しいようなのだが、それでも、えんえーん!と泣いてる、お乳や人肌恋しがる赤ちゃん達は、涙をつるして、必死にエタニテ母ちゃんの、白く柔らかいおっぱいに、むぐむぐと唇を寄せていた。

エタニテも嬉しそうに、そして念願叶って、慈愛の微笑み、乳を吸われていたとの事である。


女の子達とも一緒に裁縫したり、喧嘩を仲裁したりと、お役立ちの眷属。

レザンお父さんは、外遊びの子供達を肩車してやったり、ブーンと回してやったり、触れ合いながらのお遊び得意。そして、やり過ぎて怪我でもしそうな時は、メ!と嗜めてくれ、止めてもくれる。

お父さんを恋しがる女の子達に、優しく縦抱っこもしてくれる。


因みに、2人の子デュランを鞭打ったモルトゥと、レザンお父さんエタニテお母さんの顔合わせには、非常に緊張した竜樹達だったが。

ギギン!と睨みを効かせるレザンお父さんと共に、エタニテお母さんがバチコーン!!と。モルトゥの背中を、あの未練の詰まった黒い爪の右手、じゃない方の左手で、引っ叩いて終わりとなった。

モルトゥは大概痛そうだったし、心配して背中を捲ってみた竜樹達でもあったが、青あざ出来るくらいで、勘弁してくれたようなのだ。


《もう、鞭打ちダメ!!》

《メ!よ!デュラン、イタイイタイよ!》


フンス!と2人腰に手を当て仁王立ち。怒られたモルトゥは、文句も言わず、ごめんなさい、もうしません。と、しおしおの小さくなりーの、であった。



「俺が毎回、地方までまだ回れないから、本当助かってる。子供達が転移魔法陣で来てくれるとはいえ、毎日お世話して普段親しんでくれる、生活に汲々としていない余裕ある大人が側にいるって、良い事だよ。安心する〜。」

竜樹も本当に、お役立ちを実感しているのだ。


ともすれば、寮の子達ばっかり優遇して、ひいきひいき、ずるいずるい!と言われたって仕方ないのだけど、子供達はそんな事を言わない。

各地方教会で、竜樹お父さんはお忙しいのだよ、ご飯代を稼いで、お国の皆のために良い、テレビやラジオのお仕事もしてるのだからね。と噛んで含めて言われているようで、ただただ、会えば嬉しそうにするばかり、抱っこして!と待ちかねて、いじらしく素直に、或いはおずおずと、腕を広げてくる子ばかりなのだ。

中にはお父さんに虐められていた、安全で安心だよ、と落ち着かせてあげなければならない子もいたけれど。何でか、あまり男としては、この世界では大きくも威圧的でもないのが良いのか、はたまた神のお陰か。そういう子も、遠慮がちに、けれどホッとして、竜樹の胸に頭を寄せてくるのである。

愛しい。


そしてまた、そんな子も、レザンお父さんはやんわりと接触して、心をほぐしてあげているようだ。


エタニテとレザンの子、デュランは毎日、ニッコニコのピッカピカ笑顔である。


「やっぱり、一つ一つ進んでくると、やる気が出ちゃうよね。お父さんとしては!午後の会議も、採用試験の映像と音声の下見下聞きも、頑張る〜!!」

竜樹が、わあわあと叫び、そこにいる大人達皆が笑った。本当に採用試験、大変なのだ。




午後からの会議は、テレビ電話をまた、大々的に配った、大規模な会議。

竜樹に、王様王妃様。近隣諸国の王様達。エルフのリュミエール王、教会のファヴール教皇に、神殿の代表ノノカ神殿長。宗教関係はそれだけではなくて、各国の教会長神殿長も。そして、商売を一手にする、各国の大商人達も、この国の商人組合の組合長も、クレール爺ちゃんも。各国荷運び達の代表達も。転移魔法陣を使い、準備して、今回の緊急大会議と相成ったのである。


技術さんとして、チリ魔法院長とバーニー君も控えている。

バーニー君が寮に迎えに来た時、心なしかシエル元王女が嬉しそうだったのは•••あれか、あれなのか。乙女なのか!?


「それでは、司会進行及び情報提供をさせていただきます、ギフトの竜樹です。皆様、よろしくお願いしまーす!」


パシフィストのハルサ王様から開催の挨拶があった後、竜樹もご挨拶。早速話し始める。

今回の会議の、主な議題は。


『それで、ギフトの竜樹様。我が国、我々の教会にも、ペール神様のお花を、是非お譲りいただきたく、ご理解下さいますでしょうか。我が国でも、神々の御威光は輝かしく、素朴に皆、信仰を持ち、日々の生活に祈りを捧げ、心の安寧を得ています。お花が教会にあれば、民達がどんなにか心慰められるでしょう!』

お分かりですよね、ね、ね?


フードゥル国の、ヒョロリとしたメガネ、教会代表が、頼む頼むと先ずは口火を切る。

いや、とそれに待ったをかけるのが、同じフードゥル国の王様、黒髪の渋いおじ様である。


『確かにお花は、いただければこの上なく有難い。だがしかし、ただという訳にもいくまい。お花は全部で、どれほどと?』


「3万本ほどありますよ。その内、7000本がこの国の神殿教会へ。100本が商人達に委ねられ、売られて、荷運び達の待遇の改善を含む、新しい運送業の立ち上げの準備金、関わる補助金となります。」


『『『3万本•••!!!!』』』


ゴクリ、と各国各代表共々、喉を鳴らす本数である。ーーー欲しい!!


「その事なのだが、竜樹殿。もう少し商人達に薔薇を融通する訳にはいくまいか?この際、宿屋や冒険者達、転移魔法陣のお陰で影響を被りそうな者達への、職業支援の運営金にしようと思うのだよね。街道を維持する為の、持続できる商売含みの仕組みの地盤を整えたり。」

ハルサ王様が、どうかなぁ〜?と探り探り聞いてくる。


「あ、良いですね。お花は、神様がご来臨のお印にくれたものだから、皆に良いように使うのが良いでしょうよね。勿論、他のお国にも、今回数がありますから、お分けして何らかの利益を得て頂き、それを民達のーーーできれば、やっぱり今回のご縁ですし、どのお国も転移魔法陣で再編中でしょうから、運送関係の発展の為に使われてはと思います。」


竜樹の言葉に、皆、一様に顔色を良くして頷いた。


『私利私欲の為には勿論使わないが、運送業の為に、というのは、我々もすごく助かるね。パシフィストの方達は、ギフトのお力を独り占めしようとなさらないから、むしろ積極的に広めて下さるし、本当助かってるんだ。』

マルミット国の王様が、留学生で来ているアルモニカ第二王女とそっくりの、素朴な山鳩色の瞳をきらりとさせて、魅力的に微笑んだ。そばかすが何か可愛い、笑い皺のあるおじ様である。


私利私欲の為に使わないってほんとかよ、とファヴール教皇は口に出さないけれど懐疑的である。いや、各国の代表王達は違えまいよ。これだけの会議をして、大々的にやるのだもの。そしてこの会議、テレビで流れているのだ。

最近は、どの国も、大画面を主要広場に設置して、パシフィストのテレビ番組を流しているのである。

各国のテレビ局を作るための、まずは前準備として、そして情報を逃さない為に、どこも必死である。

ファヴール教皇が懸念するのは、教会関係者である。


私利私欲とまでは言わないのかもしれないが。

我が教会に、ペール神様のお花を頂きたい!あれば自慢出来る。自分の立場を有利に出来る。だから、自分の所だけに欲しい!お花を分配する権利を自分に欲しい!

と、考えている者がいそうだなあ、と組織のトップは、透かし見て憂慮する訳である。


「ふふふ。独り占めしては、恨まれて、我が国に良い事など一つもありますまいよ。マルミット国王。それより配って、皆様のお国と仲良くやっていく方が、どれだけ助けになるか。」

ハルサ王様の言葉に、エルフのリュミエール王が、本当に嬉しそうに、うんうん、頷いている。平和担当、ご納得である。


「それで組合長、売る薔薇の本数をどう見る?」


商人組合の組合長は、2本、指を立てた。

「200本。各国、200本でいかがでしょうか。各国に配られるので、どの国も輸出品としては扱えませんが、国内だけでもそれなりの高い需要があるでしょう。また、輸出されない為、輸送でお金がかからないーーまあ、今までより随分安い経費の、転移魔法陣があるのですがーーその為に、当初100本売り出す予定だった時よりもお値ごろに、それでいて高価なものとして、欲しい方の所にお売り出来るかと思います。充分、運送業に係る諸々の職業支援の立ち上げ費になるくらいに、売り捌いて見せましょう!」

『うむ!大商いです!誉です!我々各国商人達も、この薔薇が扱えるのは、非常に、何というか、商売以上の儲けがあります!金銭的な儲けじゃありません、中々得られない、無形のやつです!』

『ヴェリテの国の商人達も、儲けは少しで、頑張りますよ!神様のお花だもの、幸せを運ぶ商人なんて、縁起が良いじゃありませんか!』


運ぶ、で竜樹はピピンと来た。


「ありがとうございます、商人さん達。よろしくお願いします。宗教関係にも配る方が良いですよね?」


『『『勿論!!!!』』』


前のめり、宗教関係者の意気込みが凄い。

私欲の為でないとしても、信仰上、神のお花だなんて、有難いものを押しいただく気持ちがあるに決まってる。拝みたい。


「じゃあ、パシフィストでやった神鳥放しの時みたいに、神のお花を運ぶのを、儀式にしちゃったらどうです?転移魔法陣を使って、そして飛びトカゲも徒歩も使って、重複する道は転移魔法陣や飛びトカゲを、そして国中のどの主要な道もどこか一つの隊が辿るように、お金も教会とお花を売ったお金で融通させて。護衛する冒険者達にも宿屋にも、臨時で仕組みが変わるまでのお金が入りましょうし、教会神殿はお花が有り難く、お国の血液の道をめぐり華々しくやってくるなんて、何か素敵で良いでしょう!信仰にも寄与するのでないかな。その分、教会にもお金を半分出してもらう事になるけど、お花のある教会は、観光としても、これから稼げると思いません?道も、お花の通った道として、廃れず栄えそうだし。」


「もう少し案を足して欲しい。」

ファヴール教皇は楽しくなってきた。

この案なら、宗教関係者だけで、どの教会神殿に花を配るか、決める訳にはいくまいよ。


「パシフィストの国に花は下された。そのお印も欲しかろう?」

ちょっとアドバイスする。

竜樹はピピンときて、ファヴール教皇を見る。


「パシフィストに、母性の神メール神様の教会が王都にあるのですけど、父性の神ペール神様の教会は聞いてないのですよね。皆さんのお国にお花を配って、余った花束を、大きなドーム型の保存時止めガラスケースに入れて飾って、ペール神様の教会を、荷車通り沿いに作ったらどうですかね!?荷運び達への配慮のご来臨を、ステンドグラスで綺麗に絵物語にして、光を入れた教会にして。多分、信心深い方が一度は訪れたい、大観光教会になるでしょうね!」


うん。満々点である!

ファヴール教皇は賢いので、自分で言わずに竜樹に言わせた。誰が言うかで、可否が決まってくるのだ。当然である。


「その話、教会は乗った。お花の巡りの儀式の金も半分、出そう。最初からタダでお花を貰おうだなんて、宗教関係者はしみったれてる、と言われたら、名折れなのでね。お国の為に薔薇の売り出す本数も少し増えようね。」

ファヴール教皇がニヤリ。


「各国300本。それ以上は値が崩れます。」

組合長も、ニヤリと良い笑顔である。


「ウム。それを踏まえて、充分花が道を通るよう、お配りする花の本数を算出すれば良いな。」

ハルサ王様も、ニンニンのニン!各国王様達も、ニッコニコで口々に、良いね良いねである。


「少し余ったら、押し花にくださいね。少しで良いので。」


それくらい、勿論だよ。

利益が分配された会議は、大変和やかなのである。

ファヴール教皇の下、教会関係者は、うーん、と唸っていたが、それでもお花が貰える嬉しさに、うんうん、と頷いた。腹黒いだけではやってられない。信仰の気持ちが無くて上まであがってはこれない。

何故なら、神の鉄槌が実在する世界なのだから。


「良いですね!全面的にエルフもこのお花事業を支援します!ただ、携わるエルフにも、お給料はちゃんと下さいね。」

リュミエール王が、締める。

分配、大事。

勿論、もちろん。


ニッコニコの会議が終了して、各国王様おじ様達も、お妃様の女性達も、喜びを配る準備に、心踊った。

竜樹もホッとして、やっとあの、宿屋の両親がいる、街角で話しかけてきた女性の気持ちに応えられたかな、と思いを巡らせた。




いいねなど、是非にと伝えたら下さって嬉しく思っています!

張り切って書きました。

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