1:安定の日常。
私は長嶋まひろ。 21歳
憧れて就職した会社に
早速やり甲斐無さを感じ始めている今日この頃。。。
( … あー私はこのまま歳をとっていくんだろう
そのうち家に帰りいつか缶ビールを片手に握りしっ..)
― ???―
「....... っどうしたんだぁ...!??」
「っお前!浮いてる魚の目をしてっぞ!??」
ー 長嶋 ー
「っびっくりしたー。。。」
「それを言うなら死んだ魚の目でしょ?」
ー???ー
「っっっ...ぷっはははっはは!!!」
「自分で言ってどうすんの!」
「どした?腹でも減ってんのか?」
【⠀このうるさい人は学生時代から
一緒で何故か就職した会社まで一緒になった
須藤喬太。良い奴ではあるが傷口に塩を揉みこんでくるタイプ。】
ー喬太ー
「おーい!」
「飯!!食いに行こー」
ー長嶋ー
「おー!」
「今日はなに食べよっかな〜♪」
ー喬太ー
「お前飯の時だけは生きてるよな。」
ー長嶋ー
「だって食堂のおばさんの味付け
本当に美味しいんだもん!」
「これを楽しみに頑張り、これが午後からの力なり。」
ー喬太ー
「味付けってどうせ今日もカツ丼だろ??」
「そんな昼間からサラリー飯食ってねーで
もっと可愛らしいの食ったら。。??」
ー長嶋ー
「いいの!安定が1番♡」
ー喬太ー
「っお! さゆりさーん!!♡
今からお昼?一緒にどうですか。。!??」
ーさゆりー
「今日は出て食べるから。また。。」
ー喬太ー
「…そ、そうですね!またおねしゃーす!♡」
ー長嶋ー
「さゆりさん少 小食そうだね。。
細いし。。」
ー喬太ー
「そりゃな。。間違いなくカツ丼は
食わねーだろうな。。。
公園のベンチで手作りサンドイッチとか
食べてんだろな〜。。♡」
ー長嶋ー
「はやく!定食なくなる!!」
ー喬太ー
「っおう!!」
ー部長ー
「あ、長嶋さん!!
あの件締め切り迫ってるからね!
締め日までに間に合うようにたのんだよ!!
ー長嶋ー
「っはい!!!勿論です!!!」
【⠀...っやば。間に合わないかも。。】
ー喬太ー
【⠀ムヒャムシャムシャムヒャ...】
「。。???
どひた!?...おまっ...もひかひて...あの件
あれかや進んでなひのかぁー!!?!」
「...っぐっふっっゲホンッゲホン」
ー長嶋ー
「。。うん(・・)・・・。」
②へ続く...