表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/94

プロローグ 七

 まず始めの章は、ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどの古代ギリシャの哲学。そして彼らの業績をその小説の中では(小説本文の言葉を借りると)「分かりやすく」その主人公の女の子に哲学者は解説していた。

 『確かに『分かりやすく』って書いてるけど、これ、相当難しいな…。』

 それは高度な学問的な内容。僕はその本の始めの章を読み、そんな感想を持った。

 しかし、僕は一切、その本に関してネガティブな感情は持たなかった。それどころか、僕はその中身にどんどん惹かれていった。

 ファンタジックでしっかりしたストーリー進行の下に、学問的な内容がきれいに編み込まれてある。それは、その学問的内容は決してストーリーそのものの邪魔をせず、かといって薄っぺらい内容に収まっているわけでは決してない。もちろん中学生の僕は専門的なことは分からないが、その時の自分自身の感覚で本のクオリティの高さを悟った。

 『哲学なんて今まで知らなかったけど、何て面白いんだろう…!』

 そして、中学生の僕はそう思った。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ