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禁断の果実=女子トークの実態

ド派手で趣味の悪いアンちゃんやネエちゃんスルーして、はり重の2階へと…。蝶ネクタイのチーフウェイターに出迎えられて、奥のテーブル席にご案内。


青年おやっさん

「レディはビーフワンにするな!」


愛ちゃん

「はい。ビーフワンを初体験します!」


なんて!なんて!

もう一回言って!初体験って!

あかん!あかん!またや!我慢大会が!


青年おやっさん

「僕はオムライスオーダーする」


愛ちゃん

「ボス…半分ずっこしてもいいですか?」


またぁ~!

そんな声で……。

アジャパー寸前な顔になる。

必死こいて真顔をキープする!


青年おやっさん

「はり重のオムライスな愛ちゃん。撃沈するで!」


エプロン姿のウェイトレスが登場。

オーダーを通して、二人でお茶を頂く。


しばらくすると……。

ビーフワンとオムライスが運ばれてきた。

愛ちゃんの瞳がキラキラになってきた。


愛ちゃん

「じぁ!初体験のビーフワンいただきます」


またや!またや!

初体験や!2回目の初体験や!

もう!頭くらくら!なっとる…。


青年おやっさん

「では!オムライスいだきます」


途中でブツを交換してペロリと平らげる。

余程、美味しかったのか!愛ちゃんトローンした顔になっている。


愛ちゃん

「凄く美味しかったです!」


青年おやっさん

「そやろ!また大切な人と来たらええよ」


愛ちゃん

「今、大切な人といてるもん…」


あかんて!

そんなん言ったら!

自尊心崩れる!ボロボロに…。


どうにかスルーして日航ホテルに戻る。

愛ちゃんをタクシーに乗せて見送る。


さてと!

愛ちゃんが作ったレポートを、

ベッドに寝っ転がって読んでみる。

そこに書かれていたのは......。


驚愕の女子トークの全貌が…!


どれどれ......。

最初はA子ちゃんのやな。

部屋の中にワーゲンが一台ある部屋。


A子ちゃん

「ワーゲンでもガブリオレがいい!だって、オープンカーで、お外でラブラブ出来ないでしょ」


そうきたか!

ええがな!ええがな!

ガブリオレにしたろっと!


次はB子ちゃんやな...。

暗闇で懐中電灯チョイスする部屋!


B子ちゃん

「懐中電灯もいいけど…。キャンドルをシルバーの燭台で!こんなんあったらキュンキュンするわ」


おお!

キャンドルの灯り。男は気が付かないポイントやな!採用したろっと!


どれどれネクストやな!

ジャグジーがドーン!


C子ちゃん

「ジャグジーの泡泡大好き!天井から大小のシャボン玉フワフワ飛んできたらキュンキュンする」


女子はいつまでも少女なんやな!

こりゃええがな!採用したろっと!


凄!女子だけのトーク!凄!

ええ勉強させてもろてます。


ほんで次は。

ウォーターベッドが部屋にドーン!


D子ちゃん

「この感触気持ちええやろね。どうせやったら温度調整付きのウォーターベッドやったらいいんじゃない」


ごっつ発想がええがな!

このアイディア持ち込んだろか!

ウォーターベッド会社に!


恐ろしなってきたわ…。

女子会の驚愕トークが!


次はマッドルームやな。

どんなん出てくんのやろ?


E子ちゃん

「二人で泥んこなったら…。水鉄砲でかけあいしたい!ウフフ」


おおおおおぉぉ!

素晴しい!実に素晴しい!

堪らんで!ごっつ!


最後はスイーツやな。

どないなんねん?


F子ちゃん

「いっぱいあんのんはええけど…。どうせやったら、持込みもあったら嬉しいね」


ほぉ~。

その手もあったか!持込みできるラブホないやろな!採用や!


ほんまに!女子トークは凄!

男のドタマでは考えつけへんな!

ごっつ勉強やな。


提出する企画書に記入して熱いシャワー浴びると、疲れた頭もリフレッシュ!


さぁ~て!

お待ちかねの恭子さん。

どんな展開になんねんやろ?

考えただけで撃沈すんで…。

ほな行ってきます。


さぁ~!お待ちかねの…。

恭子さん!どんな格好でいてはんの?

想像しただけでドキドキもんや!

そや!上目遣いの練習しとこ…。

ジェームスディーンみたいに!

アホんだら満開の青年おやっさん...。


最上階のBarに向かうと、いつも毎朝ベッドメイキングしてくれる若い女性スタッフに出逢う。


スタッフ

「今晩は。今日も素敵なお洋服ですね」


青年おやっさん

「またまた?そんなん言ったら、デートに誘いますよ」


スタッフ

「お上手ですね。でもお願いしようかな」


青年おやっさん

「じぁ中野さん!明日、イタリアンでも行きませんか?」


スタッフ

「ええ。とても嬉しいですけど...。私は愛ちゃんの友人なんです...」


青年おやっさん

「マジで⁉聞かなかったことにして...!ほんまに!お願いします」


スタッフ

「いいですよ。でも、私から誘ったらどうします?」


青年おやっさん

「う~ん?それは考えておきます...。でも中野さん彼氏いてるんでしょ」


スタッフ

「つい最近別れたんです...」


青年おやっさん

「そうやったんですか...。でも、そんな気持ちの時に僕は口説きませんから!」


スタッフ

「そうですか...。でも男らしいです!太中様に口説かれる女になったら、よろしくお願いします」


スタッフの中野さんとバイバイして、

Barに到着すると.........。


いつもの奥まったシートに、恭子さん以外の人影が見える。


それは......?

一体誰なんだろうか?

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