銀座から…荻窪の親分の元に!
伝説のナイルレストランの⤴ムルギーランチは、とてつもなく美味しかった。
中島氏!恭子さん!愛ちゃん!三木さん!も、大絶賛で⤴ご満足頂けたご様子。土佐君と青年おやっさんも久し振りナイルレストランなので、スプーンが止まらない状態に陥るのであった!
土佐君
「やはり⤴こうして多い人数の方が美味しいですよね!」
中島氏
「君は以前から知っているのか?」
土佐君
「はい!小学生の頃からです!」
恭子さん
「あらま?おマセだったのね!」
愛ちゃん
「初めての⤴ムルギーランチ!堪りません!」
そんな会話をしていると…⤴背後に怪しい人が近づいてくる。そのお人は!初代A.Mナイル氏だった!
A.Mナイル氏
「あなたたち⤴ファミリーみたいです!」
土佐君
「ご無沙汰してます!Mr.ナイルさん!」
A.Mナイル氏
「なんと⤴土佐のボンですか!いつもご贔屓です⤴今日のファミリーは?」
土佐君
「はい!大阪の僕の波乗り友達の⤴お知り合いの方達です!」
A.Mナイル氏
「私⤴インド人ですが!心は日本人です⤴銀座にお越しの際には、いつでも歓迎します!」
中島氏
「素晴らしいムルギーランチを頂きました⤴伝統は革新を生むような味です⤴」
ナイルレストラン前で⤴土佐君と別れる。
土佐君
「じぁ!みなさん⤴ここで失礼します!」
青年おやっさん
「また⤴御前崎で波乗りしよな!」
土佐君
「今度逢うときには⤴一緒にチューブしよ!」
青年おやっさん
「ハングルーズ⤴マイフレンズ!」
土佐君にグッバイして、三木さん運転のリムジンに乗り込む。
青年おやっさん
「これから…どちらに向かうのですか?」
中島氏
「少し野暮用があってな!三木!荻窪の親分さんの本家に行ってくれ⤴」
三木さん
「分かりました…」
えぇ〜…!?荻窪の親分さん…?ヤバイとこ連れて行かれんねや⤵僕ちゃん!エンコ…されんのか?
リムジンは荻窪に向かって行く!
武家屋敷のようなでっかい面構えの玄関に到着すると⤵鬼瓦権造のような顔をした若い衆が…頭を垂れて出迎えるのであった!
若い衆一同
「ようこそ!いらっしゃいました!」
その表情は⤵血の気の荒いヒットマンか!はたまた…ムショ帰りか…?
中島氏
「昔…ずいぶん世話になった方やからな!最後のご挨拶しとくで!」
リムジンを降りると⤵若い衆に案内されて親分が待つ応接間に案内される。おやっさんの眼に映ったのは、玄関を上がったとこに…⤵なんとベンガルタイガーと大鷲の剥製が…威圧するかのように⤵ドーンと鎮座していた!なるべく眼を合わさないようにする…!
荻窪の親分が待つ応接間に入ると…若い衆がその場から離れて行く。親分は⤴数十万円はするだろう大島紬の着流しを着た…年の頃は80歳位の角刈りの方だった。思わず…仁義なき戦いを思い出した!
荻窪の親分
「中島!お前もずいぶん歳をとったのぉ〜」
中島氏
「はい!25年振りです…お変わりございませんか?」
荻窪の親分
「わしも…身体にガタきて⤵どぉ〜にもならん!今日は!なんの用で来た?」
中島氏
「突然で恐縮ですが…私も余命幾ばくでして⤵ここにいる三木を親分さんに…お預けに参りました…!」
荻窪の親分
「ぶっきらぼうに⤴よっぽどなことだな!わしも江戸っ子のはしくれ⤴理由は聞かないから⤴安心して預けてくれ!」
中島氏
「ありがとうございます…三木!明日から⤴こちらで、精一杯ご奉仕するのだぞ!」
その言葉に…嗚咽を漏らす三木さん⤵中島氏の人を想う気持ちが…痛いほど心を刺す。恭子さんと愛ちゃんの頬にも涙が伝わる。
そして…!
若い衆達が宴会の用意をする。
若い衆一同
「お客人⤴こちらの部屋にどうぞ!」
そこで待っていたのは?驚愕の仁義の世界であった⤴一体…どうなる青年おやっさん!?
To be continue.