8話 戦闘とジンの暴走
一応8話完成です。
年齢制限が厳しくなった?せいで小説の編集が出来なくなった…って人他にいませんかね…?
新規小説から保存する方法しかできなくて困っています。保護者に解除させてやる。
※※※
「??」
ジンは違和感を感じ、振り返る。もう何度目だろうか。
右手の黒いブレスレットもその違和感に答えるように点滅が繰り返されていた。
ジンが左手で魔兵器を抑えて目を瞑る。
すると自分の背後にうっすらと二つの魔力があるのを感じた。
エリとエリカがジンに追いついたのだ。
「これは…」
今まで感じたことのない魔力にジンは戸惑う。
その時、二つの中の一つの魔力が殺気と共にすごいスピードで近ずいて来るのを感じ取る。
「うぉ!?…展開!!」
ジンは焦りつつも魔兵器の大鎌を展開すると、魔力に向かって全力で振り下ろした。
目の前に火花が散る。前を見るとそこにはジンと同い年ほどの女性が、アサシンナイフの峰でジンの鎌を受け止めている。
その顔は驚きの満ちていた。
「あなた…私が見えているの?」
「見えてるも何も…いきなり切りかかって来たら誰だって身を守るだろ…」
「そう?…まぐれかしら?」
エミがそう言うと、エミの周りが歪み、姿をけした。
「な…」
ジンが驚いていると、エミが再度横から迫ってくる。
「ふっ…」
ジンはなんとかその一撃も受け止める。
「やっぱまぐれじゃないようね…?」
「さっきから何なんだ…?殺す気か?」
「殺す気は無いわ。捕獲命令よ。」
「捕獲…?俺を…?」
「そう。あなたが魔法を使いこなす前にね」
「なんでまた物騒な…」
「何も聞かされてないの?かわいそうな子ね」
そう言うとエミはまた姿を消し、後ろから切りかかる。ジンは明らかに一回目の襲撃とは違う研ぎ澄まされた動きで攻撃を防いだ。
「…慣れかしら?なら…エリカ!」
「エンチャント…フィフティー」
もう1人、戦いの中潜んでいたエリカが魔法を発動した。するとエミの身体がほんのりと明るくなり、動きが俊敏になる。
「私の潜伏とエリカの付加。無音の暗殺者と言われてるこのタッグにかかれば捕獲なんて楽勝なのよ!」
「だからなんで捕獲されなきゃいけないんだ…」
「終わりの魔法は世界を終わらせる魔法。表に出てはいけないのよ。素直に捕まりなさいっ!」
そう言うとエミは姿を消し、先程の何倍ものスピードでジンめがけて突っ込む。
「っ…」
それでもジンはギリギリで受け止める。
刃物と刃物がぶつかり合う音が廊下に響く。
その音は何度も繰り返される。最初に異変に気づいたのはエリカだった。
「エミ。魔力の消費量が多い。一旦引いて。」
「何よ!もうすぐ仕留められるのに!」
「魔力の消費量がおかしい。まるで複数にエンチャントしているよう。」
「…どういうこと?」
「…対象の魔法の可能性がある。」
エミがハッとしてジンを見ると、ジンの身体もほんのりと輝いていた。
「…魔喰い…エリカのエンチャントを喰われた…本当に厄介な魔法ね…」
エミはそう呟くと潜伏魔法を展開した。またジンの後ろに回るようだ。しかしジンはそれよりも早くエミに切りかかる。
「くっ…!」
エミはナイフで受け止めるが、かなり余裕がなくなっていた。
「これが俺の魔法…終ワリノ魔法…テキハスベテクウ…」
ジンの口調が冷たくなる。目は紅くなり、両腕が黒く染まり始めていた。
「なにこいつ…暴走…」
エミの表情には明らかに恐怖の色が浮かんでいた。
「エミ…!退却!!」
エリカが叫ぶが、エミの足は動かない。
ジンの大鎌が振りかぶられる。
そしてそのまま振り下ろされた。
その時。間に割って入る人影がいた。
「全く…何をやっているのかしら?」
割って入ったのはクレア先生だった。
クレア先生は右手でダガーナイフを持ち、左手でその峰を抑える形でジンの大鎌を受け止めていた。
「キャンセル」
クレア先生がそう呟くと、黒くなっていたジンの腕は少しづつ肌色に戻り、目も通常の色に戻る。そのまま倒れ込むが、クレア先生が受け止める。
「あなた達、部外者のようね?うちの学校に無断で侵入なんていい度胸してるじゃない」
クレア先生が振り向きながらエミたちに語りかける。
「私たちとしても大事にしたくないの。よければ去ってもらえる?聞いてもらえないなら力づくになるけど」
「……わかったわ。命を助けられたことに変わりはないもの。エリカ。行くわよ」
エミが立ち上がり、エリカの元に戻る。
「了解」
「あ、それと」
クレア先生が去り際のふたりに向かって言う。
「次はないわよ」
「…わかってるわ。次は一撃で仕留める。」
「全力で阻止させてもらうわ。」
クレア先生とエミの間に火花が散る。
「さよなら。」
エミが先に視線を外し、潜伏魔法を展開してその場から消える。
「ふぅ…先に校長のところに行かせて正解だったわ。」
クレア先生の耳には人の首にかかってるものと同じ石がピアスになってついていた。
「さて…と。どうしましょうか」
クレア先生は石に触れて話す。
「そうじゃのぅ…とりあえず保健室に運んでおこうかの。話はその後じゃ。」
「了解しました。」
クレア先生は魔法で担架を作ると、その上にジンを乗せる。さらに魔法で浮かせると、保健室に向かって歩き出した。
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