とりあえず初期設定
これからの話の上での設定などを大雑把にダラダラ綴ります。
◎国家
・雪獅帝国
大北大陸南部に位置する国家。
西隣の黄砂王国から、大鷹帝国の支援を受け独立した過去を持つ。そのため大鷹帝国との繋がりは深い。
北方および東方にナロート連邦共和国、西方に黄砂王国、南方に扶余国と四方を敵国に囲まれている。そのため国境の要所には堅固な要塞が多数築かれている。
保有戦力は陸軍戦力のみ。先述の経緯もあって大鷹帝国陸軍一個軍を軍事顧問団兼国防傭兵として雇っている。
大鷹帝国の法にあやかり、男女平等主義を掲げているため男女ともに徴兵制がある。ちなみに女性の方が強い国民性である。
・大鷹帝国
中央大陸を本拠として広大な領土を誇る超大国。
本作品世界の十年前にブリタニア連合王国と世界規模の全面戦争を繰り広げた末に勝利し、名実ともに世界帝国となる。
陸海軍ともに大規模かつ強大。同盟国諸国に傭兵として陸軍を派遣している。
「究極の戦争」後勃興したナロート連邦共和国(以下「ナ連」)の「世界革命運動」によりナ連が度々国境侵犯してくる為、北領の防御を強化している。雪獅帝国など北方の同盟国もその対象であり、積極的な軍事技術提供を行っている。
・ナロート連邦共和国
大北大陸に広大な領土を持つ大国。
本作品世界の八年前に「セーヴィル革命」を起こし、当時のセーヴィル帝国政府を倒す。「全人民平等主義」による経済政策を行い、急速に国力を上げた。
基本的にセーヴィル帝国時代の陸海軍を受け継いでいる為、軍事力は強大かつ強力。しかし現国家代表のヨシフ・トロッキーによる腐敗高官粛清事業により大規模な異動が行われ、少々弱体化したとみられている。
「全人民平等主義」を世界規模に広げ、自国の安泰を図る「世界革命運動」名目で積極的な南侵、諜報員による世界中の革命家支援・扇動などを行っており、「全人民平等主義」によって自国のシステムを崩壊させられかねない国々からは様々な制裁を受けている(ナ連国内には莫大な資源がある為そこまで問題にはなっていない)。
最近では北獅帝国の西隣国である黄砂王国にて革命を成功させた。
・黄砂王国
北獅帝国の西隣国。石炭が豊富。ナ連の傀儡政権が樹立し、そろそろナ連に参加する予定となっている。
作品世界の約四百年前、当時の北獅共和国を政治的圧力で併合し、圧政を敷いていた。しかし二三○年前に大鷹帝国が旧北獅共和国領土に侵入し、現地の独立運動勢力を支援し、「北獅事変」を起こして北獅帝国を興して以来急速に国力を落とした。しかし近年ナ連式農業事業によって回復しつつある。
軍事力はお世辞にも強力とは言えない。装備も前時代的なものが多数を占めており、近代化は一部にしか進んでいない。しかし兵数は多い。
・扶余国
北獅帝国の南隣国。近々大鷹帝国に併合される予定。
しつこい国民性で、かなりの頻度で北獅帝国に不法侵入している。なおその度撃退されている。
石炭が豊富。
◎軍事
軍事技術は基本的に現実世界における第一次世界大戦〜第二次世界大戦ぐらいのもの。
作品世界における先の「究極の戦争」において大規模な野戦決戦や艦隊決戦などが多数あった為、現実世界における騎兵科の形骸化や戦艦の無用化は起こっていない。なお機甲戦力も同大戦において大規模に運用された為発達している。
航空戦力もそれなりには発達している。
〜各国の特色〜
・北獅帝国
建国以来大鷹帝国陸軍を模範としてきた。そのため大鷹帝国陸軍の伝統である騎兵の集中運用はもちろん、数十年前に確立した堅固な陣地を構築し、砲力や機械力に頼る堅実な戦術も取り入れている。
北獅人は古来より野戦城構築能力に長けている。そのため国境付近に構築した要塞は非常に堅固で、それを見た大鷹帝国陸軍将官もその堅固さを絶賛している。
・大鷹帝国
大鷹帝国はもともと騎馬民族国家であった。そのため騎兵の運用能力が優れており、数多くの機動戦術を確立してきた。そのような経緯と新しい物好きな国民性もあって、早いうちから主力に機甲戦力を導入している。
数十年前に勃発したセーヴィル帝国との全面戦争において試験的に野戦決戦を避け、先述の堅固な陣地構築、砲力や機械力に頼る戦術をとったところ、かなりの戦果が挙がった為、以降それが新戦闘教義となりつつあった。しかし先の「究極の戦争」においてブリタニア連邦王国の戦略により野戦決戦を強いられるケースが目立ち、その戦闘教義の定着はなかなか進んでいない。
近年航空戦力の強化に努めている。
・ナロート連邦共和国
豊かな資源と強大な工業力と生産力を背景とした物量攻勢を戦闘教義としている。そしてその物量攻勢を支える為の輜重部隊を何よりも重視しており、物資の運搬能力は他国を圧倒する。
豊かな物量を背景とした歩兵突撃が目立つが、野戦戦力として最も砲兵戦力を重視している。なお新たな突撃戦力として機甲戦力に着目している。
ナ連の人口構造の大多数を占めるアホートニク民族は古来より狩猟を得意とする民族であったため、狙撃兵の練度が異常に高い。
乞うご期待!