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始まりの異世界  作者: てぃあべる
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第8話-最初の実戦-

そしてリノエと雅は広場の東側入口へと行くと入口に茶色のフードの男性がいる

その人物はリノエと雅に話かける


「……あなた方はランキングの受付をしてありますか?

 なければ、今してください」


「あ……忘れてました、私と雅、受付をお願いします」


そうリノエが言うと目の前の男性は闘技場の受付の人みたく

右手を前にだすとリノエの前で掌を開き、赤色の魔法陣を展開し

2人に話かける


「……たしかに2人共、ランキング外になっていますね

 今から登録しますので、お名前を教え願えますか?」


「私はリノエ・バークライト」


「私は……九重雅です」


「わかりました、リノエ様と……ココノエ様ですね」


フードの男性はそう言いながら掌で展開している魔法陣に左手で何かを書き始める

そして、赤い色の魔法陣が消えると、フード男性は左手で青色の魔法陣を展開する

と、リノエと雅の顔を交互に見た後、話かける


「リノエ様とココノエ様の受付完了しました、ランキングは『1,500,000』

ランキングを確認する場合は同じフードを被っている人に話かけください

 それと……次の街に行く条件は『1,200,000』、30万ほど上げてください」


「30万?!」


雅はその発言に驚き声を出すがリノエもフードの男性も何も言わない

そして、フードの男性が元の位置に戻り立ち待機している

その直後、リノエは雅に説明する


「雅、下位ランキングの30万は簡単なほうなのですよ」


「え? そうなのですか?」


「ええ、下位ランキングのポイントは上がりやすのと……

 ポイントによる差が狭く、そういうペアが密集しているんです」


「なるほど……」


雅が考えていたのは普通のランキング制度、それは一つずつ上げていくタイプ

しかし、こちらは『ポイント』でランキングが変わり、上がりやすいとも言える

だが……このポイントにもメリットとデメリットがあると思い

雅はリノエに質問する


「あれ……? でもポイント制って良い事ばかりじゃないんですよね?」


「その通りです、ポイント制のデメリットもありますね、それは……

 自分より下のランキングの人と戦ってもポイントは増えません

 普通ならば最低値をもらえる場合ありますが……これは1たりとも貰えません」


そう……メリットはポイントが貰える量が多く上がりやすい

しかし、デメリットは自分達より上位の者と戦わないと行けない

一度わざと負けて下がったとしても、ポイントの悪用防止がされており

同じ対戦相手でもポイントが貰える量が下がる


「……なるほど」


雅はリノエの説明に頷くとリノエは右手に持っていた盾と剣

盾は右腕に付け、左手で剣を持つ

リノエの持っているロングソードに鞘はない


「さて……行きますよ」


「はいっ」


雅は背中の茶色の弓入れから弓を出す

それは『和弓』と呼ばれる物で、自分で選び用意した物である

しかし、雅は今更あることに気づく……

弓は自分で用意した物だが、リノエが用意してくれた矢が使えるかどうか

それが不安になってくる


「……あ、あの……リノエさん、矢ってこれに合いますか?」


「どうでしょう? きっと使えると思いますよ」


リノエは笑顔でそう言う……が雅の中で不安は広がるばかりである

そんな状態のまま2人は広場に入場する


すると……反対側の入口から2人の男性がでてくる

それは先程のロングソードとロングソード2本持ちの人達


「あれって……さっき戦ってた人達じゃ……」


「そうですね、きっとランキングが低かったんです」


「相手のランキングってわからないんですね……」


「わかりませんよ、運営側が対戦相手を選んでくれてますので

 問題はないと思います……さて」


リノエはその場に背中に背負った籠をおろし、矢筒に矢を入れる

その数は約20本


「これぐらいあれば足りますか? 雅は連射するタイプですか?」


「あっえっと……一発必中……かもしれないので……足りると思います」


『その分、打つ速さは遅い……私は敵の注意を引くしかないですね』


リノエはそう考えながら雅に矢筒を渡すと雅は矢筒を腰に付け

弓を両手で持つ、それを確認したリノエは盾が落ちないのを確認し

剣を下に少し降ると……歩き出し、魔法結界の中に入ると

雅もリノエに続くように目を瞑りながら結界の中の入る

すると……目の前の男性2人の1人がこちらに見て話だす


「おいおい、今度は女2人、それも1人は弓だとよ、ボーナスじゃね?」


「かもな、今回はさくっと終わりそうだ」


2人の男性は笑顔で武器を構える、リノエも武器を構えるのに合わせ

雅も弓を握る手に汗をかくのを感じながら構えなおす


すると……4人の中間ぐらいに茶色のフードの人がどこからか現れ

右手を上にあげ、大声で言う


「これより、ツヴァイ・ユニット・バトルを開始する

 お互い正々堂々と戦われたし!」


そういった後、フードの人は下に手を下す、その直後

男性の2人は雅達に向け走り出す

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