C'est la vie〜セラヴィ/落目のインフルエンサーが起死回生で企画したツアーに集まったのはたったの3人だった件
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この物語は、ほんの一瞬の出会いが、どれほど大きな意味を持つのか――
そんな想いを込めて制作しました。
飛騨高山の歴史や文化、そして酒造りの奥深さも感じていただけたなら嬉しいです。
この物語はボイスドラマになっています。
「ヒダテン」で検索して公式チャンネルから聴くか、Spotify、apple 、amazon、YouTubeなどのPodcastで「見過ぎリゾート」と検索してください。
【ペルソナ】※全員モノローグあり。ベースのモノローグは茉白
▪️茉白= 埼玉県 熊谷市周辺
「北関東在住の人気インフルエンサー=埼玉県公式アンバサダー=インスタグラマー」。本名は「真璃」。名古屋に住むVtuberのオルカ(本名は双葉)と恋愛中。ツアーにも観光バスをチャーターして2.5次元でオルカを参加させるはずだった
都会(東京)への憧れとコンプレックスが入り混じる絶妙な距離感。「彩北のカフェ巡り」でバズったけど、卒業後は東京のインフルエンサー事務所に入るか、地元に残るか、あるいは彼女の住む名古屋へ行くか、で悩んでいる
▪️愛真= 石川県 輪島市(災害地近辺)
歴史ある神社が数多くあり、「神道を学ぶ正統派の巫女」
金沢に住む10歳年上の彼・ハルトと付き合っている。ハルトからは卒業したら一緒に暮らそうと言われて悩んでいる。地震のあと、自分の中で何かが変わりつつあった
▪️彩羽= 兵庫県 西宮市・芦屋市周辺(阪神間)
証券会社への内定が決まっている「お嬢様感」や「上昇志向」のある芦屋出身
就職が決まった昨年秋、子どもの頃からの夢だった声優になることを諦めるため、とある声優オーディションを受けたところ、なんとグランプリに選ばれる。以来夢をとるか現実をとるかで悩んでいる。それが理由で1歳年下、大学3年生の彼・碧とは喧嘩が絶えない
【プロローグ:パリ/セーヌ川】
◾️SE:セーヌ川のせせらぎ
失恋した女性がセーヌ川を見ながら涙を浮かべていると・・・
彼女の寂しそうな背中に素敵な紳士が一言・・・
「セラヴィ (C’est La Vie)」
「それもまた人生」
生きていればいろいろな事があるよね 大丈夫だよ。
それが人を生きる、「人生」ってことだから・・・。
【シーン1:インフルエンサー・茉白の巻】
◾️SE:アパートの外を通る車の音(自宅)
「うっそぉ〜!?
参加者3人だけ?
私の価値って・・・こんなんなの〜」
深夜0時。
スマホのライトが真っ青になった私の顔を照らす。
画面に表示された『インフルエンサー茉白と行く卒旅”セラヴィ”』。
なんとなんと最終応募者数3人。
目標の「30名」には遠く及ばず。
残酷な数字が私の心に突き刺さった。
私の名前は『茉白』。
埼玉に住む、
フォロワー数5万弱のインフルエンサーだ。
「10万フォロワーいた頃なら、こんなツアー、1分で埋まってたのに・・・」
フォロワー数復活を願って企画した、起死回生のツアー企画。
・・・のはずだったのに・・・
行き先のホテル、美杉リゾートには、
「50人とか超えちゃっても大丈夫ですかぁ?」
なんて、小っ恥ずかしいこと聞いちゃってるし。
なのに、最小催行人数になっちゃったこと伝えたら、
「ありがとうございます!」
と、真摯にお礼を言われちゃった。
かえって恥ずかしい・・・
スクロールするタイムラインには、
かつての私のような、“映え映え””キラキラ”の女子たちが、次々と流れていった。
【シーン2:茉白とオルカ/深夜のチャット】
◾️SE:スマホの操作音
『双葉、ごめんね!』
『ホントは会って謝りたかったけど』
『チャット、無理して返さなくてもいいから』
双葉というのは名古屋に住む私のパートナー。
本職はVtuberでキャラ名は『オルカ』。
ちなみに『茉白』というのも、実はハンドルネーム。
本名は『真璃』。
最初の予定では、オルカが2.5次元でツアーに参加するはずだった。
オルカの参戦をサプライズにしたのが失敗だったかなあ・・・
結局、チャーターしようとしていたバスはキャンセル。
急遽、レンタカーを手配した。
人気爆上がり中のオルカは、最近私と会うどころか
チャットで話す時間さえない。
去年の終わりには、卒業後の進路について何度も話し合ったのに。
『名古屋で一緒に暮らさない?』って言われたとき、
私、ちゃんと返事できなかった。
ずうっとうやむやにして、ごまかしたままだ。
ツアー募集の締切。
午前0時をまわったとき、オルカはライブ配信中。
で、最終的なツアー参加人数は、私を入れて3人。あ〜あ・・
配信画面の右隅。猛烈な勢いで流れていくチャットの奔流。
『オルカ最高!』『今日もかわいい!』
止まることのない賞賛の嵐。
同接数は私のフォロワーを軽々と追い抜いていく。
私は冷静にDMの続きを書く。
『ツアーは、中止』
『2.5次元の参加も、なしでオッケー』
『配信、頑張って』
画面を見ながら5分間、悩んで悩んで、ようやく送信した。
【シーン3:輪島の巫女・愛真の巻】
◾️SE:名古屋駅/金時計下の環境音
「着いたぁ〜、名古屋だ」
『しらさぎ』で3時間かあ。
やっぱ北陸って遠いんだな。
私の名前は愛真。
輪島で、代々続く神社の娘。
巫女〜舞姫をしながら金沢の大学へ通っている。
能登半島・輪島。
2024年1月1日 16時10分。
あの日から、私の世界は大きく変わった。
傾いた鳥居、亀裂の入った参道。
私は『巫女』として、避難所を回り、
炊き出しをして被災者を励ましてきた。
そんな私を支えてくれたのが、10歳年上の彼・ハルト。
金沢市内で設計コンサルタント会社を経営している。
実は1週間前、ハルトから
『卒業したら金沢で一緒に暮らそう』
と言われた。
プロポーズの言葉。
『君を幸せにしたい』
『君は僕の、心の拠り所なんだ』
『僕も、君がいれば幸せになれる』
嬉しいけど、悩ましい。
復興はまだ道半ば。
結論を出せないまま、私はツアーに申し込んだ。
気分転換、かな。
名古屋駅の駅舎。
空気が乾燥して、ちょっぴり喉が痛い。
輪島の、少し湿った潮の香りはどこにもない。
東口にある金時計・・・
ってここよね?
参加者、いるのかなあ・・
『インフルエンサー茉白と行く卒旅”セラヴィ”』。
ちょうど卒旅探してたし、
茉白にも会いたかったから
つい参加しちゃったけど・・
集合場所は、名古屋駅の金時計、だよね・・
ってほら、DMにも書いてあるし。
何人くらい参加するんだろ。
茉白のフォロワーだからきっと100人くらいはいるだろうなあ。
きっと、全国いろんなところから集まってくるでしょ。
「愛真・・・さん?」
「あ・・・」
「こんにちは、茉白です」
「茉白さん!」
「ツアー参加、ありがとうございます」
「こちらこそ!
お会いできて嬉しいです」
「全員揃うまで
ちょっとだけ待ってくれる?」
「はい。ほかの参加者は?」
「あとひとりよ」
「え・・」
「愛真さんと私と、もうひとり、彩羽さん・・・
西宮からって言ってたから、すぐに到着するでしょ」
あとひとり・・・って・・
茉白さん入れて、3人ってこと?
なにかトラブルでもあったのかなあ・・
【シーン4:芦屋の声優希望・彩羽の巻】
◾️SE:新幹線の車内音
「もう、ほんまにしつこいっ! 切るよ!」
あ〜、言っちゃった・・・
だって、碧ったら、卒旅直前まで電話してくるんだもん。
私の名前は彩羽。
芦屋から神戸の大学へ通っている。
碧は去年から付き合っている彼氏。
同じ大学の3年生。
そ、一個下。
私は卒業後、パパの紹介で外資系M&Aコンサルへ内定。
のはずなんやけど・・・
実は・・子どもの頃から”声優”になりたかったんだ。
パパやママに話したら、一蹴されちゃって・・
それ以来一度もその話はしていない。
ところが・・・
去年偶然見つけたアニメの声優発掘オーディション。
応募したら一次審査通過。
イベント会場でおこなわれたニ次審査では、グランプリとっちゃったんだ。
確かに、小さい頃から朗読が大好きで、
ボランティアで読み聞かせをしたりしてたけど・・・
養成所に通ったり、レッスン受けてたりしてないから
もうびっくり。
だ・け・ど・・・碧は大反対。
”声優なんてアイドルと一緒やで”
”チャラチャラしててイヤやな”
なんちゅう先入観。
今回のツアー行くって言ったときも
”茉白って誰や”
”聞いたことないで”
”美杉ってどこ”
”携帯の電波入るんか”
ってもう、こんな感じ。
言わんときゃよかった。
碧はとにかく甘えん坊で、私のことが大好きすぎて・・・
でもうざい。
ただでさえ、この先どうしたらいいか頭痛いのに。
まともに相談さえできへん。
◾️SE:新幹線の車内アナウンス『まもなく名古屋、名古屋です』(録音済)
◾️SE:名古屋駅構内の雑踏
金時計、金時計・・・と・・どこやろ?
あ、あれか?
あの趣味悪・・・ゴージャスでイケテるモニュメント。
あ、もう、茉白さん来てはる。
「こんにちは、茉白です」
「彩羽です!お待たせしました」
「よろしくね。
あ、こちら、輪島の愛真さん」
「こんにちは」
「はじめまして。
あれ?ほかの人は?」
「ツアーの参加者は私たち3人よ」
え・・・うそ。
ひょっとして・・・選抜ってこと?
私、選ばれた人なん?
「さ、行きましょ。
駐車場へ。
ここからは車よ。
運転は、私がするから!」
【シーン5:三多気の桜】
◾️SE:ウグイスの鳴き声
「おまたせしました〜!
茉白のイチオシ、三多気の桜に到着〜!」
「わあ〜!」
「きれい・・・」
「これで驚いてちゃだめよぉ。
ここは、真福院っていうお寺の参道。
まずは山門を目指すからね。
さあ、ゆ〜っくり撮りながら歩いていきましょ」
「はぁい!!」「はい!」
名古屋から美杉町の三多気の桜まで、車で2時間半。
途中いろんなとこ道草して、すっかりみんな打ち解けたみたい。
「まるで桜のトンネル!」
「こんな綺麗な景色、見たことない・・・」
「でしょう。
でもね、クライマックスはこれからだから」
「え・・・」
「マジ・・?」
3人で、わいわい言いながら桜の参道を歩く。
楽しいな。
自分の悩み、今だけ忘れよう。
やがて、見えてきたのは・・・
「わあ!!」
「すっご〜い・・・
棚田?」
「正解。
水を張った棚田に映り込むヤマザクラ・・
もう異次元のエモさでしょ。
これ以上の『映え』はないかも」
「ホントだぁ」
「写真撮ってアップしなくちゃ」
「あ、ちょっと待って。
いい?
水面に映る桜を狙うときはね。
思い切ってカメラを地面スレスレまで下げるの。
こうやって」
「へえ〜」
「そうなんだ〜」
「そうすると空の青と桜のピンクが上下対称に写るでしょ。
異世界のイメージじゃない?」
「ホントだ」「めっちゃエモ〜い」
自分で言っておいてなんだけど・・
確かに、ものすごい『映え感』だわ。
3人で何枚も写真を撮りながら山門へ。
愛真は山門をくぐる前に立ち止まった。
それを見た彩羽は、
「ねえねえ、愛真ちゃん。
巫女さんって、お寺には入れないんじゃないの」
「なわけないでしょ、彩羽さん。
『神仏習合』って言葉、習わなかった?」
「あ〜、そういえば・・
なんか、習ったような、気もするし・・」
「お!
さすが巫女の愛真ちゃん、
山門くぐるときに一礼して、合掌かぁ」
「ここの空気、すごく澄んでる。
輪島にも持って帰りたいな」
「そっかぁ・・・
愛真ちゃん、復興のお手伝いしてるって、言ってたもんね」
ああ、そうだった。
能登はまだ復興半ばだったんだ。
それに比べて私・・・
山門から本堂までは30分。
私たちは写真を撮りながら本堂まで歩く。
本堂に着くとみんな、それまでとうってかわって真面目な表情。
真剣にお詣りしてる。
私も、自分の悩みを心の中でお伝えしながら、願いを・・・
って、え・・・
私の願いって・・・
そのとき、賑やかだった小鳥のさえずりが消えて、静寂が訪れる。
私・・・
なにか・・大事なことを忘れてるかも・・・
【シーン6:コテージ】
◾️SE:野鳥のさえずり
「へえ〜」
「わあ〜」
「すてき!」
コテージを目にした第一声。
今日の目的地、美杉リゾートに着いたのは夕方。
ホテルアネックスでチェックインをして、SOMAコテージへ。
キャビンタイプのログハウス。
もう思い描いたコテージそのものだった。
森の景色と本当によく似合う。
お部屋に入る前。
瀟洒な外観の前で、みんなそれぞれ自撮りをパシャ。
最後に3人でパシャ。
「いい匂い〜」
「木の香り!」(※ヒノキの香り?)
部屋の中も、まるで大自然の中にいるように気持ちいい。
夕食前は、脱力タイム。
私はハンモックに寝そべって今日撮った写真を編集。即日アップ。
みんなもだらだらしながら、インスタやX、Tiktokにアップしてる。
こんな時間、何ヶ月ぶりだろう。
ふと、オルカの顔が頭をよぎる。
やっぱり、一緒に来たかったな・・2.5次元でも。
【シーン7:新ブッフェレストラン『Marest』】
◾️SE:ライブキッチンのざわめき
「うっわ」
「美味しそう〜」
「きゃ〜」
目の前で調理してくれるライブキッチン。
ステーキや、鰻と紀州みやび鯛のお寿司。
定番のまぐろ、えび、たまご・・・
ジビエにあまご料理、地元野菜のサラダバー・・・
『映えネタ』満載・・
最初はみんな一生懸命写真を撮ってたけど・・・
食べ始めたら、それどころじゃない。
もちろん、私も・・
映りを気にして普段少食なのが、嘘みたい。
「新鮮で、美味しいものなら体重気にせんでもよし!」
「どうか〜ん!」
あっという間に時間がすぎていく。
このまま時間が止まっちゃえばいいのに・・・
【シーン8:貸切露天風呂/三者三様】
◾️SE:露天風呂の環境音
「ちょっとぉ、ここ本当に貸切〜?」
「めっちゃ広いよね」
「20人くらい入れそう〜」
今回は3人だったし、ちょっと贅沢して貸切露店風呂を予約。
これは私から、きてくれた2人へのプレゼント。
2人とも湯船に入ると、急に無口になった。
愛真は目を閉じて、大きく息を吐く。
はぁ〜っ。
心も体も溶けていってしまいそう。
来てよかった。
なんだか今まで悩んでいたのがばかみたい。
私、決めた。
やっぱり、一番大切なのは、輪島の、能登の復興。
途中で放り出したくない。
だって私は、輪島の巫女。
だから、ハルトにははっきり伝えよう。
『金沢へはいけない』
もし、それでハルトからさよならされても、悔いはない。
自分の心に嘘をついて生きていく方が、きっともっと苦しいから。
彩羽は・・・
ずうっと星空を眺めてる。
ああ。
気持ちいい〜。
この開放感、別格やわ。
満天の星を見てたら
自分の悩みなんてちっぽけでちっぽけで。
なんか、笑っちゃう。
うん。そうだ。
私は・・・声優になる!
あの星たちのように、もっともっと人生輝きたい。
碧、ごめんな。
私は、あんたのお母さんやないねん。
もし、私の道を応援してくれへんなら、ここで区切りつけよ。
私はもう決めたから。
愛真、彩羽、ありがとう。
私のせいで3人のツアーになっちゃったけど、
一緒に過ごしてくれて。
「あ〜、帰りたくない〜」
「私も〜」
「私も。
ねえ、みんな。
お風呂から出たら、もう一度桜見に行かない?」
「え?なに?」
「夜桜?」
「そ。映えるわよお〜」
「でも、湯冷めしない?
せっかくあったまったのに」
「大丈夫よ。
だって美杉リゾートの中だもん」
「へえ〜」
「行ってみた〜い」
「私も」
私たちはいそいそと温泉から上がる。
美杉の夜桜ライトアップ。
去年のインスタでもかなりのビジュだった。
あれを見ないと、美杉に来た意味がない。
【シーン9:美杉リゾート/夜桜ライトアップ】
◾️SE:夜の環境音(川のせせらぎ)
私たちは浴衣の上に丹前を羽織ってアプローチを降りる。
微かに聞こえてくるのは、せせらぎの音。
と同時に、淡いピンクの光が・・・。
「うわぁ〜!」
「すごい・・・」
「言葉に・・できない」
してるけど。
川沿いに広がる光の洪水。
ライトアップされたソメイヨシノの桜色。
この世のものとは思えない・・・
「異世界、だよね・・・」
「来てよかった・・・」
「私も!」
「ソメイヨシノの前はウスズミの桜だったって。
時期をずらして咲いていくらしいよ」
「じゃあ長期滞在しなきゃ」
「ははは」
「茉白さん、ありがとう・・・」
「ありがとう!」
「うん!愛真、彩羽。
こちらこそ本当にありがとう!」
「また来年もやろう〜セラヴィ!」
「卒旅は終わっちゃったけどね」
「いいじゃん。留年すれば〜」
「私はいや〜」
(※3人の笑い声)
「さ、みんな。そろそろ戻って・・・また温泉はいろっか?」
「やったぁ〜」
「嬉しい〜」
舞い落ちる桜の花びら。
静かな山あいに響く清流の音。
心がそっとほどけていく。
帰る前に、幽玄の世界をカメラにおさめようとしたとき。
私のスマホが震えた。
カメラ画面に割り込んできたのは、
オルカからのバナー表示。
『返信遅くなってごめん!愛してる、真璃』
その瞬間、私の心がはじけた。
私、もう悩むのはやめた。
別にフォロワーが減ってっても、
いいね、が全然つかなくても構わない。
東京の事務所に入るとか、地元に残るとか、
そんなこと、どうだっていい。
私が一番大事なのは、双葉。
そう、オルカじゃなくて双葉。
あのときは即答できなくてごめんね。
今なら言えるよ。
名古屋で一緒に暮らそう。
双葉と真璃、として。
もちろん、あのときと今とじゃ状況が違うから。
双葉が無理なら、ちゃんとあきらめる。
ただ、自分の気持ちに正直になりたい。
帰ったら、伝えるから。
セラヴィ・・・それもまた人生。
心の中のもやが晴れていく。
それは真っ白な夜霧となって、里山の夜空へ登っていった。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この物語に登場する3人の選択は、
どれも違っていて、どれも正解です。
人生にはひとつの答えがあるわけではなく、
そのすべてが、その人自身の「セラヴィ」なのだと思います。
迷うことも、立ち止まることも、
すべてが人生の一部。
だからこそ、
その選択は、きっと間違いではない。
この物語が、あなた自身の「人生の選択」を
少しだけ後押しできたなら嬉しいです。
このボイスドラマは、公式サイトやSpotify、apple、amazon music、AudibleなどのPodcastチャンネルでも配信されています




