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響草紙  作者: 阪上克利


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4/12

楽しくない日々

 ボクもメンタルの調子があまり良くない方なのだけど、いろんなところで見かけるのが『休職』とか『鬱』とかそういう言葉。


 世の中、しんどいことばかりのような気がするからそれも仕方ないのかな。


 結局、楽しいと感じることってあまりないなあって思う。

 なんだろ。

 楽しいこともあるのだけど、普段がしんどいから楽しいことに感謝できなくなっているのかもしれない。

 考えてみたらほとんどの人が週7日あるところを5日間も仕事にあてている。下手をすれば週6日間って言う場合もある。

 そして1日当たりの仕事量が少なければまだいいのだけど、1日8時間も仕事している。

 1日24時間のうち、8時間って1/3は仕事しているってことではないか。

 これに残業とかが入ればもっと仕事していることになる。


 しかもだ。


 仕事ってみんな好きなことしているわけではないのだ。

 そりゃ自分が好きなことをして仕事しているんだったらそこそこ無理も聞くかもしれないけど、実際問題、自分の好きなことを仕事にできる人などごくわずかである。


 こんなに頑張っていて、それで給料に反映できているならいい。


 でも昨今の不景気で給料は上がらない。

 その上、物価は高騰するばかり。

 そりゃ楽しいことなんかないよ。


 鬱にもなるわな……。


 せめて労働時間が少なくなればいいのに。


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