表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
バレンタイン告白と、ふたりの距離

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/275

94【陽】彩乃の前で語られる“俺の秘密”

「俺は自己防衛的な理由から、『世界最強の元一般人』および作者『ITIRiN』に関する情報が、なるべく自分の目や耳に入ってこないようにしてるんだ。だから――絶対とは言わないけど、できるだけ俺の前でその話題は出さないでくれると助かる。まあ彩乃はあんまり興味なさそうだから、そこまで気にしなくてもいいと思うけど、一応な」


「う、うん……。ひーくんがそこまで言うなら」


「ありがとな。――で、本題はここからなんだけど……まあ、その作者ITIRiNって俺なんだわ」


「………え?」


「だから、この本を書いてるのは俺。で、授業中に執筆してたら、たまたま校長に画面を覗かれてバレて、そのまま脅され……っていうか取り込まれて、今の関係に至る感じ」


(入学して数ヶ月しか経ってない時だったからさ。あの時は『退学になったらどうしよう』って本気で焦ったの、今でも覚えてるわ)


「失礼な。私はただ、この部屋に呼び出してサインをお願いしただけだろうに」


「その前に『学校に内緒にしてる作家活動を黙っててほしければ』って一言がついてただろ。……まあいいや。大体の流れは分かったか?」


「………………」


(あ、固まったな。まあ突然『実は小説家でした』なんて言われればそうもなるか。正直、売れ行きや人気がどうとか関係なく、小説を書いてれば小説家、漫画を描いてれば漫画家って名乗れるもんだからな。でも俺は、必要最低限の人以外には明かさないし、極力情報もシャットアウトしてる)


「その様子だと、佐々木君はある程度この小説について知っているようだね」


「だ、だってこの小説って―――」


「おっと、これ以上は駄目だよ佐々木君。そして私はここで一つ、忠告をしておこう」


校長は雰囲気をガラリと変え、重く低い声で言った。


「イチはまだ高校生。心身ともに未熟な状態でありながら、一人の小説家として現代社会で戦っている。それがどれほど大変なことか。なぜ彼が、我々にこの件について触れないようお願いしているのか――一度しっかり考えるんだ。今後彼と付き合っていくのなら、なおさらね」


「………はい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ