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隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
バレンタイン告白と、ふたりの距離

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86【彩】その頃、彩乃は

ということで、早速ひーくんに「今日学校に来られる?」とL○NEを送ってみると――

「16時半前後なら大丈夫そう」という返事が返ってきた。


(ふふ、取りあえず“許す”ことにしよっかな)


そう思いながら教室へ戻り、スマホの真っ暗な画面をじーっと眺める。

「何か送ってきてくれないかな」なんて期待していたら……。


___________

 ひーくん

 写真を送信しました

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

___________

 ひーくん

 今俺が乗ってる………

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


(んっ、きた!)


ひーくん:《今俺が乗ってる新幹線が発車した》


(あれ、さっきは14時6分発のに乗るって言ってなかったっけ?)


「おはよう、彩乃ちゃん」


「わっ……!」

スマホに集中していたせいで、登校してきた明日香に全く気付かなかった。

思わず仕事のことがバレたらまずいと焦って、スタンプだけ送って画面を消す。


「おはよう、明日香。今日は遅かったね」


「この時間の電車、乗り継ぎ悪くてさ~」


その後。

成績発表が始まって10分ほど経った頃、真剣な表情でスマホを見ていた明日香が振り向いてきた。


「ねぇ彩乃ちゃん、よーくんからこんな相談きたんだけど」


見せられたトーク画面を覗き込むと――


・さっき彩乃に駅名標の写真と状況を送ったのは、少しでも待たせてる不安を減らせればと思ったから。

・でも、こういうのって滅多にやらないし、相手が女子となると余計に正解だったのか自信がない。

・しかも返事がスタンプだけだったんだよな……あれってやっぱウザかった?

・それともタイミングが悪かっただけで、引き続きちょこちょこ連絡しても大丈夫なのか?

・女子の気持ちなんて全然分からんから、教えてください倉科様。


(なにこれ~~‼ 怒ってた気持ちなんて吹き飛ぶくらい、かわいい相談なんですけど! も~う、今すぐ抱きしめて『全然そんなことないよ!』って言いたい!)


「よーくん、いきなり呼び出されても可能な限り駆けつけてくれるのは知ってたけど……。今回は彩乃ちゃんだから、だよね? しかもバレンタインだし」


「……別に“特別”とか思ってないけど。けど、友達にそこまでするかなって言われたら……」


そこへ、再びスマホが震えた。


ひーくん:《今○○駅に着いた (写真付き)》


「これ……“メリーさんの電話”みたいじゃない?」


「確かに。ちょっと悪戯しちゃおうか」


彩乃:《私、メリーさん。今、ひーくんの後ろにいるの》


ひーくん:《一瞬本当にいるかと思って振り向いちゃったじゃねえか!》


「「あははははっ!」」

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