表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
バレンタイン告白と、ふたりの距離

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/275

85【陽】既読スタンプとメリーさんの罠

実際に座るまでは延々と文句を垂れていたものの、グランクラスの座席に腰を下ろした瞬間――世界最速レベルの手のひら返しを披露した私、一之瀬陽太。

そして出発までの数分間、駅名標の写真を撮っては悩んで消してを繰り返していた。


(個人的には、相手が「あとどれくらいで着くか」分からない状況って結構心配になるから、定期的に居場所を教えてほしい派なんだけど……人によってはウザいって思うよなぁ)


(しかも俺と彩乃って、普通に喋れるくらいには仲がいい。でも心配してくれるほど仲がいいのかと聞かれれば、そこまでの自信は……ない)


(というか、彩乃の言う”用事”ってなんだよ?)


『ご案内いたします。この電車は、はやぶさ――』


(……あーもう、送っちゃえ!)


そう決めた俺は、発車直前に駅名標をパシャッと撮影。

『今俺が乗ってる新幹線が出発した』と送ると――すぐ既読が付き、OKスタンプが一つ返ってきた。


(これは「いちいち報告すんな」って意味でスタンプ一個なのか? それとも先生が来て返信できなかっただけか? いや単純にノリで押しただけか……。童○高校生には難しすぎますよ彩乃さん)


(会話を繋げてくれてれば、あえて未読無視して次の駅で写真付きで返す……という“自称高等テクニック”が使えたのに!)


***


『まもなく、○○駅です――』


(甘かったな佐々木彩乃! 俺には変人ばっかりだけど“使える”友達もいるんだよ。今回は倉科様の知恵を借りさせてもらったぜ!)


ということで、駅名標を撮って――


陽太:《今○○駅に着いた (写真付き)》


(……これ、なんかメリーさんの電話みたいだな。「私メリーさん、今○○駅にいるの」ってやつ)


すると――


彩乃:《私メリーさん。今、ひーくんの後ろにいるの》


(ッ⁉ ……いるわけねえだろ‼ 一瞬マジで振り向いちまったじゃねえか!!)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ