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隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
高校二年生編【冬】 球技大会で盗難発生――校長との全面対決!

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70【彩】その頃、彩乃は

「先ほどイチからこんなL○NEがきたんだ」


そう言いながら校長が見せてきたL○NEの内容をざっくりまとめると――


・ウチのクラスの男子のS○itchがなくなった

・教室内の空気的に盗まれたと思われる

・盗んだのはA男の可能性が高い(A男の写真付き)

・それが本人のものか確認する方法は―――

・あとはアンタがどうにかしろ


……と、こんな感じだった。


「本当はこういうこと言っちゃダメなんだろうけど、A男君なら……うん」


「それで校長はどうするんですか?」


「もちろんここまでの情報が揃っている以上、無視はできない。本気で――いや、徹底的にやらせてもらうつもりだよ。イチが求めている生ぬるい解決方法とは真逆の方法をね」


「………お話は分かりましたけど、結局それと私になんの関係が?」


「ん? まあ私はイチから“友達兼、年上の男”として話を聞くことがあってね。もし君にその気があるのなら、私の行動に対して彼がどんな反応をし、どう動くのか――それを見ておくのも悪くないんじゃないかな? という年寄りの助言さ」


先ほど校長から聞かされた話を思い出しながら、言われた通りバレないよう気を付けつつひーくんのことを観察していると、校内放送が流れ始めた。


そして、有言実行と言わんばかりの“徹底的”なやり方で犯人探しが始まった。


するとひーくんは、無表情ながらも怒っているのがハッキリと分かるオーラを漂わせ――ついには、聞こえるか聞こえないかの声量で、普段の彼からは想像できない低い声色を吐き出した。


「(チッ……あのクソ爺。わざとやりやがったな)」


……その声を、私は初めて聞いた。

ひーくんの本気の怒りに、背筋がゾクッとした。

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