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隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
修学旅行で揺れる心、迫る好きバレ

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61【陽】修学旅行初日、彼女みたいな仕草

うちの学校の良いところその3。校長の方針で修学旅行は行き先から宿泊場所まで全てが生徒の自由。

逆に自由じゃないのは、行きと帰りの飛行機と、一日目の夜ご飯だけは全員一緒――くらいだ。


ということで、陰キャ特有の「自分から一緒に行こう」と言えなかった俺・一之瀬陽太は、暇つぶしに清水寺をぶらついたあと、本日の夜ご飯を食べる店に一番乗りしていた。


……と思ったら。


「あれ? よーくん一人だけ? ひっしーとかとは一緒じゃないの?」


二番目に来た倉科に声をかけられる。


「健太は大阪組らしいから一緒じゃない。あとは知らん」


「あとは知らんって、もしかして今日一日ずっと一人で行動してたの?」


(聞きますねえ佐々木さん。……いや、嫌いじゃないけど)


そうこうしているうちに、当たり前みたいに倉科と佐々木が俺の向かい側に座った。

修学旅行特有のざわついた空気のせいか、普段の教室よりもなんだかソワソワする。






今日の料理は湯豆腐。

豆腐だけじゃなく野菜やきのこも入っていて、菜箸まで用意されていたんだけど――。


俺はどうしても菜箸が使えないので、全部穴あきお玉でよそっていた。


「ん? 私が一之瀬君の分も取ってあげるから、お皿貸して」


(……なんだその謎の優しさは。菜箸使えないのがそんなに哀れに見えたのか?)


けれど、まるで“彼女”みたいに自然な動作で取り分けようとしてくる佐々木に、仕方なく皿を差し出す。


「はい、また取る時は私に言ってね」


(……いや、“彼女っぽい”とか考えた俺がバカだな。別に俺は、そういうの欲しいとか思ってませんけど?)

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