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隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
修学旅行で揺れる心、迫る好きバレ

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60【彩】その頃、彩乃は

夏休み明け以降、私は一日一回以上一之瀬君に話しかけるようにしているのだが――彼の方から話を振ってくれることはほとんどなく、仲良くなるにはまだまだ時間が掛かりそうである。


それでも一ヶ月以上、毎日少しずつ会話を重ねてきたおかげで分かってきたことも多い。最初の頃に比べたら随分と話しかけやすくなったのは事実だ。


そして今日。丁度明日香がいない休み時間、しかも彼がラノベ以外の本を読んでいるのをチェック済みの私は、ここぞとばかりに声を掛けた。


「ねえねえ、一之瀬君。今日は何読んでるの?」


「東野○吾の真夏○方程式だけど……昔ドラマでやってたガ○レオの続き的なやつ」


(最初の頃は質問に答えるだけで会話にならなかったのに、最近はこうして自分からちょっと補足までしてくれるようになったんだよね。ほんの少しだけど距離が縮まった気がする)


「あー、ガ○レオなら知ってる! お母さんが再放送見てて、私も一緒にハマってた。ちなみに他に好きなドラマとかある?」


「ド○ゴン桜・結○できない男・まだ結○できない男・白○春・美女○野獣・ガ○レオシリーズ・ア○フェア・流星○絆……かな」


「ぷっ……ぷはははは! あははははっ!」


(ちょっと待って、渋いおじさん系ドラマばっかり並んだ流れで最後に“流星○絆”は反則でしょ! そのギャップ、面白すぎるって!)


おなかを抱えて笑ってしまった私に、彼は少しだけ不思議そうな顔をしていたけれど――その表情が、どこか嬉しそうに見えたのは気のせいじゃないと思う。

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