表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
恋と執念のラストスパート ― 体育祭決戦編 ―

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

268/275

265【明】守る側に立つ人達

なんて考え事をしていると、中間地点から戻ってきたらしい彩乃ちゃんと、よーくんのウィンドウブレーカーを着た美咲ちゃんが、私の前までやってきて――


「お宅の弟さんのことが気になりだし、そしてお付き合いさせていただいている今日に至るまで、ずっと彼のことを見てきたつもりですが……まさか、こんな奥の手がまだあっただなんて。

お姉さんも、中々エグイ隠し事をされているんですね」


流石は、私が認めた女の子。


この短時間で、よーくんすら知らないこちらの秘密をほぼ見抜いたうえに、もしもの時は友達よりも彼氏のことを優先する――そんな気概が、はっきりと感じられる。


「え~、ちょっとその言い方は酷くないかな?

ただ私は、よーくんのことを大切に思っているが故に、完全なゾーン状態に入る為に必要になってくる引き出しと鍵を、隠し持っていただけなんだけど。

そんな性悪女みたいな言い方、しなくてもよくない?」


そうとなれば、こちらもいい機会ということで、嘘偽りのない受け答えを返すと――


「はーぁ。先に喧嘩を吹っ掛けたのはこっちだけれど……今の明日香の顔、物凄く怖いよ。

隣にいる菱沼とか、あまりの恐ろしさに若干後ずさりしてるし」


私の真意を理解してくれたらしく、彩乃ちゃんは一足先に、いつも通りの彼女へと戻った。


しかし、私としては――まだ、もう一つだけ伝えておきたいことがある。


「別に私が、いつ誰に嫌われようがどうでもいいの。

もう二度と、よーくんが汚い大人の食物にされなければ……それでいいと思ってるから」


「はいはい。取り敢えず、明日香が超ブラコンだってことだけは分かったから、いい加減それ止めてくれます?

あとね――ひーくんのことが大好きで、あの人の為なら何だってするっていうのは、こっちも同じだから」


そう言うと、彩乃ちゃんは自分のスマホを耳に当て、どこかへと電話を掛け始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ