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隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
交錯する想い、後半5㎞

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254【彩】私の知らない、ひーくん

ひーくんが明日香と通話越しに話している姿を、実に面白くな……見守っていると、


『今更何を言ってんだこのブラコン姉が。他の女に取られた云々を言うならもっと前に―――』


あっちの声は聞こえないため、いったいこの二人がどんな会話をしているのかは分からないが、なんとなく私とのことを話していることは察しがつき、


ちょっとした優越感のようなものに浸っていたのも束の間のこと。


突如、ひーくんの声が途切れたかと思えば、同時に彼の雰囲気が一瞬でガラッと変わった。


(なに……この、ひーくん?

今まで何回も、色んなキャラ変彼氏を見てきたけれど……こんな得体の知れない人、私知らない)


『――――――――』


これまで同様、ひーくんが右耳に付けているイヤホンから、微かに明日香の声が聞こえはするものの、相変わらず何を喋っているのかは全く分からない。


「………………」


しかし、何かしら彼に対して喋りかけているのは確かなはずなのに、当の本人は一切の反応を見せることはない。


まるでゴール地点に関係すること以外の全てが五感から排除されているかのような、そんな薄気味の悪さが、また私の動揺を誘ってくる。


(ただでさえゾーンは諸刃の剣のようなものなのに、それを疑似的とはいえ、いつでも自由に使えるともなれば、明日香が発動権の半分? を握っていてもおかしくはないかと思っていたけれど……

これが、ゾーンに入っている状態の人間の姿)


「ゾーンとは高い集中力を保ちつつ、適度な緊張状態とリラックス状態が、絶妙なバランスを維持できている状態のこと。

きっと今のひーくんには、私達が見ている景色とは全く違うそれが見えているだけでなく、不可能なんて感情は一切ないんだろうね」

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