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隣の席の美少女だけ、俺の“無自覚最強”を知っている  作者: ITIRiN
交錯する想い、後半5㎞

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250【陽】本来の力でどうにかしろ、と言われましても

先程の彩乃の言葉に、嘘が混ざっていることは分かっていた。


分かっていると同時に、アイツはアイツで藤村に気を使ってああ言ったわけではなく、場所が場所なだけに――俺が藤村の用意した物を口にしたことが気に食わなかった。その仕返しであることも、すぐに察しがついた。


しかし、どんな状況下、どんな背景があったとしても、人が作ってくれたものを残すなど絶対にあり得ない。


ということで、気力と自身の中にある信念のみで激甘はちみつを飲み切った俺は、藤村から受け取ったペットボトルの水を数口飲んだ後――


「ごちそうさま……でした」


「はい、お粗末様でした。って、え? なんでこの一瞬で一ノ瀬君はそんなに不機嫌そうな顔をしてるわけ? 私、なんかした?」


俺に聞いたところで、まともな回答が返ってこないと思ったのであろう。

藤村は彩乃に対して、そう問いかけた。


「………………」


とはいえ今の彩乃の心情は、火に油を注がれた状態のようなもの。


そんな彼女が素直に理由を教えるわけもなく、こっちはこっちでムスッとした態度のまま、だんまりを決め込んだため――


「別に」


俺は俺で、ただ一言だけそう返した。


「はぁ~。さっきまでは人に見せつけるかのようにイチャイチャしてたくせに、今度は二人揃ってむつけ出して。いったい私にどうしろと?」


藤村によるこの疑問に対して、俺達二人は一切視線を動かすことなく、ただ一点を睨みつけながら、


「彩乃、スマホ返せ」


「絶対に駄目。何かをどうにかしたいなら、別の方法且つ、本来のひーくんの力だけでどうにかしなさい」


「………じゃあ今から一種目30秒のアップをいくつかしていくから、30秒数えて」


「えっ、私⁉ えっ、ええ? 彩乃じゃなくて、本当に私?」

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