真 設定王への道
動き出す前に視界の端に映っていたメニューだけ確認することにしたハリタ青年。
( 『痛覚設定やセンシティブ設定は完全にユーザーのための機能で、プレイに差は出ない。』
これが明言されてるのも増えてきたね
痛覚OFF、センシティブの接触と詳細表示はフレンドのみ、ゴア表現も弱でいいかな〜)
「きんとき」には、痛いのを我慢したら偉いとか、セクハラで運営からお詫びとか、そういうユーザーごとの有利不利は無いのだ。
(配信はゲーム内ライブサービスでデフォルト…
おもしろイベントがあるかもしれないし、つけっぱなしにするスタイルなんだな俺は
外部連携はMycableにアーカイブをリンク限定公開っと)
配信はメニュー画面が開かれるまでは公開されていないし、個人情報的なワードは自動的にふせられて、『セーフワードに設定しますか?』とポップアップでお知らせされる便利機能付きだ。
ゲーム内ライブサービス「黄金の扉」には、Tips botが標準搭載されており、
自分のプレイを見返すだけでも思わぬヒントをもらえると評判である。
なにより、誰も居ないチャット欄を常に表示する寂しさを埋めてくれる、配信数の減少を抑える仕組みとして活躍していた。
「フレンド申請は確認、パーティ申請は近距離もしくはフレンドのみ……
(two hours later)
……生体アラートはトイレと眠気で、よし! こんなもんか」
実際は10分ほど格闘した各種設定を終え、もう1ゲームクリアした気になっているハリタくん。
実際はほとんどデフォルトでも問題がなさそうな、設計の優秀さにも感心しつつ、次の行動へ移るのであった。
「さぁてご飯! 再現度を確かめてやろうじゃないの」
数多のフルダイブゲームが挑戦しては辛酸を嘗めさせられた「味覚」再現を、
いきなり貴族レベルで楽しめることに、ワクワクの止まらないハリタ青年であった。
あとから増える可能性がある設定パート
システムハック的なズルはしないよ、ということでした