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ストロベリーショートケーキ④

《空想繁華街マテルベノンナ》

《非公開エリア裏通りfiori per dio内》



『ねぇ?マスター何やらここに関わりのある事が噂になってるみたいだよ、知ってた??』


常連の白衣が店の奥にいるだろう存在に話しかけていた。


『耳には入ってる、引退したはずの存在が表をウロウロしてるって話だろ?基本は登録されたアバターの誤作動かNPC扱いで問題ないだろ。』


相変わらず店主の姿は見えないが声だけは返ってくる。


『そんな感じで誤魔化せるねぇ?ここの存在バレない?』

『成り立ちすら私達でさえよく分かってないとはいえここの存在が表立つと変な火種にならないかな。』


『それはまずないな、裏の存在は条件を満たさないと知る由もないし、そもそも表の利用時に知り得る情報は一切ないからな。』


『そんなものかなぁ??私達も平然とここで生活してるけど、気がついたらここに居て仕組みは完全に理解してないのも事実じゃん。』


『それもそうだが、現状管理してる我々が一番の古参だ、後続者が現れるならサポートしてやるのが筋ってものだろ。』


『だねっ、私もお友達は多いに越したことはないからねっ』


そう言って白衣は怪しい笑みを浮かべた。


『色々と程々にな?』

『お前さんの場合手加減というかやりすぎなところがあるからな……。』


見えていないはずなのにため息混じりの返答が聞こえる。


『はいはーい、わかってますよーだー』

『それはそうと、仕込みまだやってるの?』

『外と中で時間の流れ違うとはいえ凝ったもの作るの?』


鼻をクンクンさせながら問いかける。


『いや?シンプルなものを作るつもりだが物事タイミングがあったりするからな当面はまだ完成しないさ、当人が来た時に出せればそれで良いからな。』

『何を作るかは決まってるが一緒にお茶も出してあげたいし茶葉選びもしてる最中だ。』


『いや、マスター?それが凝り性ってやつだよ?そういう所美点だけどそっちこそ程々にね??』


『そういうものか?まぁわかったさ』


終始2人の界隈が店内に響いた静かな時間この後来るであろう来訪者に向けて物語は進んでいくのであった。



『それはそうとミントシロップ入荷した?チョコミント食べたい!!!』


『程々なんだろ?チョコミントは暫くはお預けだお前さんも我慢てものを覚える時間も必要さ。』


『なななんだってぇ!!!!!!』


進むのであった??



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