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 子供っぽいって笑われるかもしれません。

 でも笑わないで聞いてくださいね。

 真剣に言います。

 えっと、言いますね。

 あの、私は世界で一番、あなたのことが大好きです。

 これからもずっとずっと好きです。

 好き。

 大好き。

 森の中で、自分のことをじっと小さなキャンパス越しにずっと見ているしずくのことを見返しながらのぞみはそんな言葉を頭の中で言った。

 君は無邪気で、子どもで、わがままで、それでいて思い込みが激しくて、飛んだり、跳ねたりしていて、いつも全力で、精一杯頑張っていて、綺麗で、美しくて、そんな君はまるで本物の天使のようだった。

 君のいる風景はいつもきらきらと光り輝いていた。暖かくて、まるで君のいる場所だけがいつも春のようだった。

 そんなことを初めてしずくに告白をしたときにしずくはのぞみに言った。

「大丈夫?」としずくは言った。

 そう(優しい声で)しずくが言ったのはのぞみが泣いていたからだった。

「大丈夫です」と全然大丈夫ではないのぞみはにっこりと笑ってそう言った。

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