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美容師の娘

体が熱いわ。あなたの その熱い口づけで 呼吸を止めて。もう それ以上 二酸化炭素を吐き出さない!

私の名前は、花松萩菜。

今日ね、幼馴染でイケメンの彼に、学校の図書室に行かないか? って聞かれた。 この前は、図書室の隅で、こっそりキスをされたから、私、ちょっと期待していたの。 そうしたら、図書室に入った途端、いきなり、白い光に包まれたわ。

たどり着いたのは、知らない場所。 どうやら、異世界に、飛ばされたみたいっ。

彼も、私と一緒に、この世界にやって来た。

そう、魔法の使えるこの世界に・・・。でもね。私たちには、魔法の才能は無いみたい。仕方がないわ。 地道にコツコツ生活するしかないわね。

って思ってたら、彼が、突然、事業を始めるだなんて言いだした。

「魔法の才能が無くても、ボクには、元の地球の科学知識がある。」だなんて言ってる。

「いずれ、この世界でも、産業革命が 起こるだろう。 ボクの知識が あれば、成り上がることなんて簡単さ。 萩菜っ、見ていろよっ。」

あぁ、心配だわ。 私たち、一体どうなるのかしら?
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