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異世界筋肉伝説グローサム  作者: 豚しゃぶポン酢
2/3

第一話 筋肉、テンプレに遭遇する

前回のあらすじ

ナレーターくん可哀想


テンプレと筋肉の邂逅

 はぁ・・・もうどうにもならないからいいか。とりあえずこう叫んでみろ、『ステータスオープン』って。

「・・・?ステータスオープン?」

 おっ出てきたな・・・筋力のカンスト値は9999なんだが、軽々とぶち抜いてるな。予想はしてたが。スキルとかは特に無いな。それで魔力は・・・

「ふんっ!」

バキィッ!

 ああっ!何てことするんだ、いきなりステータスボードを叩き割るなんて!

「こういったものはよく分かりません!」

 胸を張って言うんじゃない!ああもう頭痛くなってきた。

「大丈夫ですか?街に行って頭痛薬を買いましょう」

 ナーロッパに頭痛薬なんかあるのか・・・?まあ街に行ってもらうつもりだったから別にいいや。んじゃもうとっとと行けよ、こっちはそろそろ仕事しないといけないから話しかけんなよ。

「…あの、街はどこに?」

 そこの街道をまっすぐ行けば着く。

「分かりました!」


 ようやくナレーターの仕事に戻れた。さて、この世界に全くそぐわないグリーンのTシャツにベージュパンツという格好で歩いているが、本人はそんなこと意に介さず堂々と道の真ん中を歩いている。チャンプというだけあって風格だけはある。グローサムには『チャンピオンになったのなら堂々とするべき』という信条がある。いいことを言っているようだが、この世界ではただの脳筋でしかない。何の冠もないのに堂々とするのは何か違う気がするが・・・

「おや、誰かが戦っているようですね」

 確かに少し遠くで誰かが争っているが、だからって話しかけて来るんじゃない。

「ああ、すみません。では、助けに行きましょう!」


 戦っていたのは、女性の剣士だった。もう既にボロボロである。またなんともテンプレ臭いものだ。護衛か仲間かは分からないが、死体がいくつも転がっている。そして、女性の前にはドラゴンが居た。緑の鱗を持っているところをみると、グリーンドラゴンというものだろうか。ブレスを吐こうとしており、女剣士はどうも動けないらしい。

「くっ、何ということだ・・・!そこのお前!何をしている、早く逃げろ!」

 その言葉に反応してか、ドラゴンがこちらに視線を向けてきた。

「さあ、来なさい!」

 グローサムはポーズをして、ドラゴンのブレスを待っている。何故そうなったのかは私には分からない。ドラゴン含め全員が困惑したが、妥協したのかブレスを吐いてきた。何はともあれこれで異世界から抜け出せそう───


「はあぁぁっ!」


 ポーズと雄たけびと共にグローサムが炎の中から姿を現した。シャツは燃えたが、それ以前になぜ生きている。ドラゴンも困惑したが、これならどうだと言わんばかりに爪で殴り掛かってきた。が、彼は1㎝も動くことはなく、殴った方が痛かったのか、ドラゴンは爪を抱えて呻いている。

「こっちからも行きますよ!」

「ギャオォォォ!?」

 そう言ってグローサムがタックルを繰り出し、ドラゴンに突撃していった。当のドラゴンは若干怯えている。こんなのに絡まれたばっかりに非常に哀れだ。最後の抵抗なのか、テイルアタックを仕掛けてきたが、尻尾を掴まれぶん回された挙句に放り投げられてしまった。国民的ゲームでよく見た光景だ。

「ギャアァァァ…」

 遥か遠くまで放物線を描きながら飛んで行った。キラーン、とSEが鳴ってもおかしくないくらいの飛距離だ。戦い方が野蛮の極みだが、ともかく女剣士は助けた。もう過程は気にしないことにしよう。戦っている間ずっと呆然としていたが、無理もないだろう。目の前で戦術もへったくれもない戦いが巻き起こったのだから。

「大丈夫ですか?」

「あ、ああ。ありがとう…お前は誰かに野蛮だと言われたことは無いか?」

 グローサムは少し面くらった顔をした。いや当たり前だろ。

「そう言われたことはありませんね・・・」

「そうか…まあいい、それじゃあ自己紹介をさせてくれ」

 そう言ってグローサムに向き直った。

「私はミザリー・フィッツ・ロブルール、栄光あるキラック王国の第三王女だ」

 ドラゴンにボロ負けした彼女は王女様らしい。なんで前線にいるのか気になるところだが、またよく見た展開だ。

「私はジェフ・グローサム、スーパーヘビー級のプロレスラーです!」

「スーパーヘビー級?プロレスラー?何だそれは?」

 ・・・異世界にプロレスがあるわけがないだろう。

「あ、そういえばそうですね」

「どこに話しかけているんだ・・・?」

 こっちに干渉するな、奇妙に思われるぞ。とりあえずその人にこれからどうするか聞いてくれ。

「分かりました、あなたはこれからどうされるのですか?」

「一体何が分かったんだ!?…私は一旦王都に戻る、君も来るか?」

「ではお供させてもらいます」

 何はともあれ王都に行けることになった。ツッコミが増えてこちらも非常に助かる。

「えーっと…ツッコミさん!」

「ミザリーだ!何だツッコミって!?」

「あ、すみませんミザリーさん!」

 ・・・これって私のせいか?

 そうなんだ、またなんだ。文字数少ないけど4コマみたいなものだと思って読んで欲しい。深夜テンションで悪ふざけしたと思ってくれ。中身は見ての通りだが、実際は作者も何も考えずその場のノリで書いているから真面目に考えるだけ無駄なんだ。それはそうとコマンドーいいよね。一番気に入ってるのは・・・語録だ。では次回が投稿されたら再放送でまた会おうぜ。

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