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魔素

いよいよ、スキルの分かる儀式の日が来る。


盛り上がっている周りをよそに、内心、嫌な予感がする。


何故なら、自分が他の人たちと違い、おかしい所があるからだ。


最もな違いは、前世の記憶がある所だ。正確には前世と、前世の死後から生まれる直前までの記憶だ。


くっそー、思い出してもムカついてくる。

人の顔におもいっきりクシャミの唾を飛ばしやがって。

まぁとりあえず、それは置いといてだ。


あの時に、あいつが言っていた言葉。



「魔力を生み出す精神感応タイプの魔素を世界に満たした」



これがこの世界の真理の一つらしいという事。

この事をずっと考えて、生まれてから、色々と試してきた。


まだ乳飲み子だった頃、色々と混乱していたが、幸い時間だけはタップリあったので、落ち着くことができた。

まずは魔素を認識出来るかから始めてみた。

アイツの言葉だと、本来は認識出来ないらしいが・・・


自分には認識出来るようだ。

胸の辺りを中心に全身に散らばっている。


認識出来るようになったので、周りの魔素を確認してみた。この世のあらゆる物に、それは溶け込んでいた。もちろん、空気にも含まれている。意識すれば、魔素の存在から大体の位置や大きさも分かる。何だかお約束の索敵魔法みたいだな。


フムフム、どうやら村の中より、森の中の方が魔素が多いようだ。


人によってもその量は違うな。魔素から出る魔力量は一定なので、魔素量=魔力量なのだろう。


空気にも含まれているのなら、呼吸でどんどん取り込まれていくのかと思いきや、入った分外に出ていった。

どうやら一定になるようになっているらしい。


自分はどうだろう?他人と比べてみた。

この体には、あまり魔素は多くない。


そういえば、精神感応タイプの魔素って言ってたしな。試してみよう。

体内の魔素にお願いしてみた。

出て行かずに、貯まっていって。


・・・


・・・おっ、上手くいったっぽい。


よしよし、限界があるも知れないが、そのときは放出しよう。しかし、このままだと、大量の魔力が溢れっぱなしになるな。おっ、魔素一つ当たりの魔力の生産量?は増やす事は出来ないが、減らしたり、止めたりも出来るな。これなら、目立つことも無いだろう。


自由に動け回れるようになった頃から、魔力操作を試しはじめた。

最初は火の玉を出せないか試したが、無理だった。

それ以前に上手く体外に出せない。出した所で留まらず、散ってしまう。そう簡単にはいかないよね。


なので、まずは魔力操作。体内で上手く操れるようになろうと考えた。


だいぶ上手に出来るようになった頃、魔力によって骨や筋力を上げられる事に気がついた。

しかし、魔力の燃費が悪い。魔素を認識出来る自分でなければ、すぐに魔力切れを起こしそう。きっと正しい身体強化ではないのだろう。


気にせず、大きな岩を持ち上げていたら、親に見つかった。


まずいっ!!と思ったのだが・・・

さすが魔法のある世界、喜ばれた。


それからは、重い荷物を運ぶのが、仕事になった。

まぁ、おおっぴらに魔力操作の練習出来るから良いけどね。


そうこうしてるうちに、儀式の日がやってきた。

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