第9回 さっちゃん 私の人生②
山田「それで塾講師のアルバイトが始まったということですね」
さっちゃん「はい。そこで簿記の1級を勉強しながら簿記の3級を個別指導で担当していました。その恩師は正社員になりたかったらいつでも言ってね!とも言ってくれました。なので安心して勉強に集中できました。お昼もご馳走してくれたんですよ。」
山田「めっちゃ、いい人じゃないですかぁ。ところで…さっちゃんさんはお金持ちの人をGetできそうな印象があるのですが?」
(エクスタシー山田、さっちゃんの全身を舐めまわすように)
さっちゃん「やらしい目で見ないで下さい(笑)玉の輿みたいな感じですか?自分、コンプレックスの塊で自分に自信が持てないんです。容姿も含め完璧な自分で居たいと願っているのかもしれません。しかし、現実と理想とは違う。理想と現実のギャップに苦しんでいます。それと私は無性愛者っぽいところがあります。
山田「無性愛?」
さっちゃん「はい、無性愛です。自分がそれかどうかは分かりませんが無性愛とは、
『他者に対して恒常的に恋愛感情や性的欲求を抱かない』性質があるとのことなんですが…それっぽいところがあります。」
山田「へぇ!そんなことがあるんですね!無性愛ですか、覚えておきます。ところで大抵の人はある時期になれば現実との折り合いをつけていきますよね、普通は」
さっちゃん「はい。それもできないんです。他人の評価よりも自分の評価でないと満足できないんですよ、それで自分自身による評価は低評価なので外に出る自信もない、人となるべく顔を合わせたくないんです。」
山田「だから人と関わらなければならない仕事がキツいと感じるんですかね?」
さっちゃん「はい、それもあります。社内には雑用もたくさんあるのだから、その雑用を在宅ワークに回すシステムになればいいのになと思います。今の在宅ワークは高度な仕事しかないので特別な能力がないと会社に通勤せざるを得ないというのも問題だと思います。
誰もが希望する人は自宅で働けるようになるといいなと思います。」
続く