第6回 夏さん② 懺悔~生の苦しみの叫び
懺悔 ~生の苦しみの叫び2~
30なかばすぎて、自分の解放をするワークショップで出逢った女性と出逢った。
すぐに同棲生活は始まったが、相手はお金もすむところも、もう失う寸前だった。
来ればいい、と言ったわたしも、実は、独りで生きていくことに疲れて、意識として死んでいて、職業訓練校にかよっていながら、その日暮らしで、片付けなどもできていなかった。
最初こそ、彼女はいろいろといや、消耗しながら、片付けや掃除洗濯してくれていたが、半年後に訓練校が終わろうとしたとき、仕事を見つけられず、わたしの様子に苛立ち感情が爆発した彼女と揉み合いになった。
頭から血を流し逃げ回った。119で救急車呼んだ。
それからお金もすむところも、相手の両親に協力というか依存して、別のところに引っ越し、仕事も、住むところも同時に決まった。
そうして3年続いたが、彼女は逆になにもしたくないという、わたしもそれを止めなかった。それで、彼女は子供になった。
はじめて頼られていきるよろこびをあじわった、
けれど、親からの束縛や過去の性的虐待の話を繰り返す彼女、だんだんお互い以外に相談する人や関係もいなくなり、彼女と言い合いになり最後は包丁を向けてしまう自分。
もう、無理。
わたしは厭になって、家を出て実家に帰った。相手は出ていかないといい、最終的には弁護士の仲介を頼み、彼女には生活保護を紹介した。
いまだに、出逢って暮らしてしまったことで結局消耗させてしまっただけだと悔いています。
切り捨てたのはわたしだ。