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SCREAM~社会的経済的弱者の叫び~  作者: さっちゃん
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第5回 さっちゃん 私の人生

どうも。エクスタシー山田と申します。

本日はさっちゃんさんをゲストにお招きしました。

さっちゃん「今晩わ」


山田「今晩わさっそくですが字数に制限がありますので本題に入りますね。さっちゃんさんはあまり働きたくないということですが普段は何をされているんですか?」


さっちゃん「普段ですか?自分は表現することが好きなので曲を創ったり、楽器の練習をしたり詩を書いたりしています。音楽理論のテキストや教科書系の本をよく読みます。」


山田「なるほど。お仕事は現在なにを?」


さっちゃん「現在はとある企業の窓口業務をやっています。この仕事は会社の顔と言われています。パートですが(笑)早く辞めて自分のやりたいことに没頭したいです。」


山田「なんと、パートですか!企業の顔と言ったら正社員のような気がしますが。」


さっちゃん「はい、最近の会社はせこいですよ?まさに張り子の虎です(笑)」


山田「はっはっはっ。」


さっちゃん「最近、大半の企業がそうでしょうけど何処も労働環境が酷くなってきています。」


山田「と言いますと?」


さっちゃん「先ず労働者を募集しても応募自体が少ない上にバックレも多いです。しかしそれよりも問題なのは企業は人件費をコストとして削減しすぎです。以前は2、3人でやっていた仕事を今じゃ一人でやらされるなんて当たり前。利益は従業員に還元されず、それでいながら仕事量は増える一方で求められることは多く、常にスキルアップを求められています。」


山田「つらそうですね。以前はなにをされていたんですか?」


さっちゃん「しばらくのらりくらりとしていました。それでどうしたもんかと悩んでいたら父親が会計関係の仕事をしていたので税理士系の資格を取ってみたらどうか?と言われて個別指導のセカンドスクールに通うようになりました。因みに父親は毒親というやつで後で語ることになるかもしれませんが私は父親の愛情を知りません。」


山田「なんだかシリアスでデリケートな話になりそうですね。…そのときアルバイトはされていたのですか?」


さっちゃん「いえ、恥ずかしながら働いたことがなかったんです。だから労働、働くということがまったくイメージできませんでしたね。」


山田「バイトをしたことがなかっただなんて驚きです。ご友人たちはバイトとかされていたのでは?」


さっちゃん「そうですね、ガソリンスタンドとか郵便配達とかしていたみたいです。通い始めたセカンドスクールの先生が男はつらいよの寅さんに似ている人でとても人情味のある人だったんですよ。通学しているうちに学費はなんと無料にしてくれました。」


山田「なんと!無料!今どきそんなことってあるんですか?驚きました。」


さっちゃん「しかもですね、その先生は一度も働いたことのない私にお金を稼ぐことの楽しさを教えてあげたいという理由でそこの塾に雇ってくれました。その先生も会社に雇われて働くのがヤな人でずっと自営業をやってきたみたいです。 」


山田「いい人ですねぇ」


次回に続く


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