第16回 さっちゃん④ 自己責任とは何か
日本国内で安田純平さんの一件で自己責任論がまた熱を帯びてきましたね。
先日のトランプ大統領のLGBT排除を検討する、や優生思想、自己責任論、ぜんぶ繋がるような気がします。体制に従わない、体制にとって都合の悪いマイノリティの排除。そのうち働けない人、働かない人、国に利益をもたらなさい者は排除する!
とか言いだしそうΣ(゜Д゜;≡;゜д゜)
さて、【自己責任】という言葉は元々は金融や株式投資の世界のみで使われていた言葉でした。それがいつの間にか弱い立場の者に責任転嫁できる便利な言葉として使われるようになったのだ。これは、
【働かざる者、食うべからず】
に似ていると感じた。
ご周知の通り働かざる者、食うべからずは元は資本家を批判するために使われていた言葉です。それがいつの間にか、労働者階級を批判するために使われるようになってしまった。
自己責任論が浸透してしまうと考える力を奪い、物事の本質を見誤り、本当に直視すべき問題や【悪】がぼやけてしまう可能性が高まる。
それは【ある人たち】にとってはとても都合のいいことなわけだ。ただでさえ日本人はあまり深く考えないような長いものには巻かれろ!的な印象を受けるので差別を助長することにも成りかねない。
私たち少数派はそれでも声を挙げ続けなければならない。言葉やペンによって人の意識を変えるしかない。
革命の英雄、チェ・ゲバラは一方的に圧しつけられた社会を変えるには武器を持って戦う他はないと説いた。
とある意識調査によると、
貧困は自己責任だと想う人は富裕層が約7割、そして貧困者自身も半数近くはそう想うと答えているという。これはとても危険なことだと想う。
しかし、その貧困者の心理は専門家が言うには頑張っても頑張っても富裕層になれていない自分のプライドを守るために自己防衛機能として自分は頑張っていないから成功できないのだと、頑張りが足りないからお金持ちになれないのだと思いこみたい心理からきていると指摘していた。
一般に自己責任論を声高に叫んでいるのは保守派だという。
貧困者自身が貧困になったのは自分のせい、自己責任と考えてしまう社会では今の与党政治が今後も続いていくことは明白であり、そして貧困者自身が貧困は自己責任だと自認するのは日本特有だという。
海外では有り得ない現象なのだ。
今後、この国は何処へ向かい、一体どうなってしまうのか。




