第1回 石田 誠さん 「真の新しい生き方とは?」
スクリーム…この作品は様々な状況に陥ってしまった社会的、経済的弱者たちの心の叫び。
生涯現役!と叫ばれている中、年金支給を遅らせたいがために、一生私たちを働かせるつもりなんでしょうか。
その一方で社会福祉は削られていく一方。もはやこの国では弱者は生き残れない??
私は社会的弱者の立場にいる人たちに今の世の中に対して言いたいことを原稿用紙1枚~3枚程度で書いてみませんか?と募集してみました。
すると、何人かの方がその呼びかけに応じてくれました。
ですのでこの作品はノンフィクションとなっています。皆さんの文章が集まったら1冊の本にしたいと考えています。
文章の掲載はもちろんご本人様の許可を得ています。私自身も書いてみる予定です。宜しくお願いします!
「真の「新しい生き方」とは?」
札幌在住 石田 誠
突然ですが、皆さんは、日本の「生きにくさ」というのを感じたことがありますか?また、「新しい生き方」について考えたことはありますか?
自己紹介が遅れましたが、僕は札幌在住で23歳の石田誠という者です。この文章を通じて、是非皆さんと一緒に、真の「新しい生き方」を考えていけたら幸いです。
さて、冒頭で二つの質問をしましたが、皆さんはどう考えましたか?まず、一つ目の質問について、僕は日本の「生きにくさ」をとても感じています。確かに僕は、皆さんと違って海外生活の経験もあるし、発達障害もあります。しかし、皆さんも少なからず「生きにくさ」を感じたことがあるのではないでしょうか?
じゃあ、それはなぜか?それは、「多様性」が生かされていないからだ、と僕は考えています。昔とは違いますが、やはり「いい学校を出て、いい職場について…」という一本道が根強く残っています。そこから抜け出た者は、強く制裁を受けてしまう、本当に悲しい社会だと思います。
そこで、冒頭の二つ目の質問に行くわけですが、やはりそれらをふまえ、真の「新しい生き方」を考える必要があります。僕自身就職で失敗し、何度も迷いがありました。自殺も考えました。しかし、色んな経験を踏んだり、色んな方の著書を読んだりしていくうちに、一つの答えに辿り着きました。それは、「貨幣中心の考えや、物質中心の中で生きないようにする」、ということです。そんなことできるわけないじゃん?と言われてしまいますが、僕はパーマカルチャーを極めている方や、日本一周の方々にお話を伺ったり、「洞窟おじさん」や、坂口恭平さんの著書を読んだりするうちに、「なんだ、人間必要なものなんて、本当にちょっとだけなんだ!最低限食べるものがあれば、あとは何とかなるんだ!」ということに気づきました。
また、北海道の震災を経験したり、東北で震災に遭われた方からお話を伺い、事実、「お金があってもモノが買えない」ということがありました。当然、ライフラインもダメになりました。
また、リストラや派遣労働が流行っている現在、いつその一本道から逸れるかも分かりません。人間、いつ何が起きるかわからないのです。だからこそ、「依存する社会」から早く抜け出すべきだと考えています。まずは「知足」を知る、それだけでも十分良いのではないでしょうか?
さて、沢山話してきましたが、いかがでしたでしょうか?僕自身、知識や経験など、至らない部分が沢山あります。是非皆さんと一緒に、よりよい社会を作りたいな、と考えています。皆さんの心に何か響くものがあれば幸いです。
ありがとうございました。