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肉奴隷から王子様!?  作者: 多人 重説
6/13

千里眼 サトリ術(?) え?こいし?ナンノコトカワカラナイナー

なお、今回の作品はタイトルとはあまり縁がございません

使いたくはなかったし、使うきもなっかったけど。使うしかないよなーこれ。

 事態はあの試験管の一言を境に一気に動き出した。まさに今の此処の状態はレスリングで言うところの「バトルロイヤル」といった感じだろう。しかし、バトルロイヤルとは決定的に違うことがあった。事実そのことがないとこの作戦は取れない……もうそろそろ俺が何を使うかがわかってきただろう?え?「タイトルみりゃわかる。」だって?まあまあそんなこと言うなよ。……そう俺が使うのは、

「千里眼!!」

今残っているのがだいたい25人くらいバトルロイヤルならこのうち24人が消えるがこれはそういうルールではない。そう、このゲームは残り10人になった時点で勝負が終わる。その10人の中にいれば俺は勝ちになる。つまり俺の今の第一目標は「弾を避ける」ではなく「敵を倒しまくる」でもなく「仲間を集める」に切り替わった。そして俺の千里眼の目的はその仲間になる確率が高いものを効率よく集めて行くために出したのだった。ついでの効果としては味方の振りでだますやつをはじめに気づき、先手を打つということだ。しかし、苦手なものはやっぱり苦手だ。効果はそう長くないしこれ以上は魔力を使いたくない。早めにいい感じの奴の名前を覚えないと。

                    ~~~五分後~~~


「え……えぇーとりあえず、私たち「三次同盟」のメンバーたちでそれぞれ自己紹介をしよう。俺の名前はフロスだ。現在75/75ポイントのライフが残っている」

「ぼ……僕の名前は『アンジェ』です。そ……その……よろしくお願いします!」

あ、そういえばこいつあのコピーの質問に最初に答えていたやつだ。まさか、まだ残っていたなんてな……

「おいおい、お前、ライフ言えてねーじゃねえかぁ。完全にビビりちゃんじゃ~ん……あ、俺?俺は『ダリ』だこのバトルロイヤルを引き起こすきっかけを作った張本人と覚えてくれ」

そういえばあいつ時の奴か。しかし神も皮肉だな、「共闘したい」と吐いたが別に今でなくともいいのに……

「ちなみにライフは48/49だ」

そうそう、このレベルの奴らになってくるとライフが……

「えぇぇぇぇ!!?50もないのかよ!」

しまった、思わず声に出してしまった。でもあの空気を放っているあいつがまさか元から50もないなんて、いったい何がある……

「いや~~、まさか一次、二次の結果がここで反映するなんてねぇ~。やっちゃたと思ったよ~」

あ、なんだ。手を拔いていただけなのか。と、ここでさっきから話題に入れなかったアンジェがしびれを切らし大声を出した。

「ぼ……ぼくのライフは1/42ですぅぅぅ!!。ですぅぅぅ!。ですぅぅぅ」

俺らが今隠れている即席の洞窟のような所にアンジェの声が反響する。今のライフから見てもこいつは間違いなく「非戦闘要員」だろうな。

「ウフフッ、大きな声ですねぇ。私は『リィ』です。よろしくお願いしますよ、アンジェさん」

「あ、……よ、よろしくお願いします」   

四人目はおとなしそうな女のリィだ。今残っているほとんどが男なのに対し、ほぼ唯一といっていいほどの女が少ない。まあ別に女のほうが魔法が下手とかそんなことはないので安心してほしい。ただ女が少なかっただけだ。

「わたしのライフは56/56です。ですが私も戦闘が得意とかそういうの以前に体力がないのです。ですから私はそこのアンジェ君とともに後方支援を主に戦っていたいと思います」

やはり、この人も後方支援か。……さっき俺が『四人目』といったので人数を先に言っておく。俺たちの同盟の人数は六人だ。リィ以外は全員男で、見た感じはアンジェとリィ以外は多分戦闘員だろう。

「次は俺だな、俺の名前は『ダンテ』だ。ライフは38/51だ。それにしてもあの司令官すげーよなぁ。おれけっこうくらちまったぜ」

五人目は少し日焼けが目立つスタイリッシュな男。こいつもあの時試験官に話しかけていたやつだ。やっぱり俺が意識していたやつが残っている。

「……俺の名前は『邪童 純心ジャドウジュンシン』だ。…………早速だが……俺は魔法が使えない!」

え……!?

俺は少し驚いた。確かに魔法が使えないやつはこのご時世いるにはいるが、この仕事は護衛だぞ!今はターゲットを狙ってくるやつも当然魔法を使ってくる。それに俺たちが迎え撃つのも当然魔法だ。なんでこんなやつを雇おうとしているんだよ試験官はぁ!……八、そうか!ぎりぎりだ!!あいつは一次の履歴の書の内容がめちゃくちゃよかったんだ!そして一次の点数でここに上がってきたんだ!そうだ!そうに違いな……

「ちなみに俺のライフは80/80だ。一次は0点だったが、二次の戦闘(?)で80点を取ってこの三次試験に来ている。ちなみに俺は今まであいつのダメージ弾をかわしていた」

80点っっ!!俺でも70点だったのに……いったい何者なんだ……こいつ!!





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