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手品師の種明かし  作者: 半信半疑
7/10

面影を重ねる

「手品師の独り言」


 説明は難しい。

 手に持っていない物は

 つながりがうすいからだ。

 いつもはイメージで補っているけれど、

 もう、それもできなくなってきている。

 おもちゃのおまけ、

 傷の入ったシーディー。

 抽象的で悪いが、

 これしか方法がなかった。

 残されたもので

 語るしかなかった。



「あり得たかもしれない未来」


 自分一人だけ

 清いままだから

 この世は生きにくい、と

 話す彼に、

 あなたはどんな言葉を

 かけるだろう。

 私は

 彼のあの瞳が

 忘れられないまま、

 じっとしている。

 じっと、

 どうすればよかったのかと

 今も考え続けている。



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