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主張する寂しさ
「楽しいのに寂しいもの」
さびれたメリーゴーラウンド
外れかけのかんらんしゃ
路地裏の雑草
古ぼけた絵本
缶いっぱいのあめ玉
おもちゃのコイン
飲みかけのコーヒー
ピースの欠けたジグソーパズル
「やさしいにおい」
力なく横たわる
あの人の隣で、
小さく息をはく。
どこからか、
金木犀のにおいがした。
とめどなく押し寄せる秋に、
娼婦は別れを告げた。
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「娼婦」、大きな何かによって、どうにもできない羽ばたけない者たちの象徴?
―追記日 2017/4/10