始まり
ーーー地球から何万光年も離れた惑星シャドラルにてーーー
5人の人間が、音速を超えるスピードで空を飛びながら東京都ほどの大きさがあろう巨大要塞へと向かっていた。その要塞の正体は、この王国の軍事基地であった。そう、彼らはレジスタンスであった。
「敵の基地まであと僅かだ。みんな気を引き締めて行けよー!」
そう叫んだのは、5人のリーダー格である赤い髪の短髪 ”ライル”であった。
要塞まであと10km程、多くのレーザー砲がこちらを向き、一斉に彼らに向けて発射された。
しかし、レーザー砲は彼らから放たれるシールドにより、ダメージを与えることができなかった。それでもレーザー砲の勢いは、止まることを知らず、さらに勢いを増した。そう、この要塞は外装はレーザーしかないのだ。だからと言ってこのレーザーは、決して弱いわけではない。レーザーは光速で進むので、まず避けることは不可能と考えた方が良い。
それにこの要塞のレーザー砲は、超高熱であり、あらゆるものを簡単に溶かしてしまう。無論普通の人間が襲撃すればすぐに蒸発しておしまいである。
しかし、今回の襲撃者は超人であった。レーザー砲しか外装はないのにその攻撃は効かず、逆に彼等の内の一人がでー手から放たれら魔法で氷漬けにされて無力化されたのである。
「この要塞ごと氷漬けにしてしまえば、もう帰れるのに...」
そう呟いたのは、水色の乱れたショートカットの常時、眠そうな目をしている少女”ミル”であった。するとライルは呆れた顔をして、
「そう言うなよ、皆殺しなんてしたらヒーロー失格じゃん」
「チッ...」
舌打ちをしてミルは面倒臭そうな顔をしてこう言った。
「『気を引き締めていけ』とか偉そうなこと言っといて、アンタは私に構っていられるほど余裕があるようね」
「めんどくせぇ...」
戦闘中にもかかわらず口論している二人を見て、緑のロングの髪の少女は
「相変わらずとても仲良しですね!2人とも」
皮肉を言う140cmも満たないこの少女は”セレイ”だ。そんな皮肉に二人は、セレイを睨んだ。その時、2mもある男らしい顔をしているゴリマッチョな黄色の髪の坊主”ガーテル”が、
「リーダー、入口が見えましたぜ」
こう叫んだことにより、おしゃべりは終わった。
要塞の侵入に成功したものの、無論そこには多くの兵士や魔法使いがいた。兵士は皆レーザー銃や剣を装備していたが、外装の巨大なレーザー砲ですら弾くシールドにレーザー銃や剣などが通用するわけがなかった。一方で魔法使いは結構苦戦する。なぜならシールドを一時的に無効にするなど厄介な奴がいるからだ。
しかし、今までなんだかんだで、要塞を制圧してきた。要塞にいる司令官を捕らえて初めて制圧となるのだ。そして今回も同じである
はずだった......
この要塞にも同じように司令官がいた。ここの司令官は背の小さな老人であった。老人は手に細長い筒を持っていた。それを、彼らに見せた途端、
「「「「「ーーーーッ!」」」」」
声にもならない叫び声をあげた。
次の瞬間、水爆以上の爆発が起き、5人と老人もろとも要塞を吹っ飛ばした。
続きます
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初めまして!
ハンスと申します。初投稿となります。
小説を書くには文章力が足りませんが、よろしくお願いしますv(^_^v)♪
後書きを本文に書いてしまったため、ここには今回は深くは書きません(汗)
今後は後書きはこちらに書くようにしますw