-これから-
「た、ただいま…。」
美紅かわ気まずそうに扉を開けた瞬間、青空がバタバタと美紅に駆け寄った。
「美紅、ごめんなさい。無理していたのに気付かなくて…。」
青空は今にも泣きそうだった。
「そんな、あなたが謝ることじゃないよ。あたしだって、みんなにちゃんと言わなかったのが悪いし。
ちょっと、抱えすぎたのかもね、いろいろ。だから…
もう少し頼ってもいいかな?」
美紅がうつむきながら言うと青空は美紅の手を優しく握った。
「うん。あなたのこの両手で抱えきれないもの、私たちも一緒に持つからね。」
うわーと言って、美紅は笑った。
「どうしてそんな事言うかな〜、また涙出てきたじゃん!」
そう言うと4人は声を上げて笑いあった。
パンパンとタカユキが手を叩くと4人は振り返った。
「はい、てな訳で今後のことについて話すから、よく聞けよ。」
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「まず、お前たちには力をつけてほしい。ただ、その力は「殺す」力じゃない、「生かす」力だ。この先、今までのように森の中のモンスターだけではなく「人」と戦うことになるはずだ。だから、これだけ覚えておいてくれ。」
「力をつけるったって…。何すればいいんだよ?俺らもう十分強いだろ。」
「そうやって力を過信しているのが俺は怖いんだよ、奏斗。己の力を過信しすぎると、己に飲み込まれるぞ。」
「でも、そんなことは…」
「うるさい。」
美紅に睨まれた奏斗は何か言いたげだったが、黙った。
「一週間、それだけあれば十分だと思う。その間、俺はお前達にすべてを叩き込むからな。金は俺が工面するから安心しろ。」
「いや、お金は…、あたしたちでなんとか…」
タカユキは手で言葉を遮った。
「俺が言い出したことでもある。そこまで面倒みさせてくれ。」
美紅がコクリと小さくうなづいた。
「後は、お前達を守る守護霊をつけることだな。」
「守護霊?」
青空は首をかしげた。
「守護霊っちゅうのは、何かあった時にわいらを護ってくれるらいわば盾みたいなもんやな。」
「守護霊を呼ぶ魔法は古いから、難易度も使う魔力も高いんだ。だから俺が手伝う。それに、守護霊がいると何かと便利だからな。お前らの守護霊がどんなのか、楽しみだな。」
タカユキはそう言うと優しく笑った。
駄文失礼しました。めっちゃスランプです…。話が…続かない…。
後半説明パートみたいな感じでしたね。
守護霊のイメージ決まってるんですけどなかなか文字に起こせずにいます…。頑張ります!
つたない文章と内容ではありますが、ここまで読んでくれてありがとうございます。
誤字脱字、何かありましたら教えてくださると嬉しいです。