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なぜこうなった!?
今日から花のJK!
なんて浮かれていたのが悪かったのかもしれない。
高校に行く途中、駅のホームで電車を待っていたときのこと。
ドン!
「うわ!」
誰かに背中を押されて線路に落ちた。
「誰か落ちたぞ!」
その一声に周りは騒ぎ始める。
なんとかホームに登ろうとするが私は身長が155cmしかないため足が短くて登れない。ていうか、誰か助けてくれても良くない?
「電車が来たぞ!」
…嘘でしょ!?
電車は急ブレーキをかけたが止まりきれず私は轢かれた。…はずだった。
「何ここ……どこ?」
目を覚ますとそこは何もなくただただ真っ白な空間だった。
「あ、やっと起きた」
声がする方を見ると
「え……私?」
自分がいた。
「そう、私はもう一人の貴女。」
「どういうこと?」
理解不能だ。いきなりこいつは何を言っているんだ。
「貴女が住む世界と後ひとつ世界があって私はそこの姫なの。」
「は?」
「私からはここまでしか言えない。時間がないしね。とりあえず、頑張れ!!」
どこからか大きな扉が現れそいつは扉を開け私を押した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
というか落としたが正解かな…