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不気味な館

「……道に迷った」


雪乃さんたちとの出会いの感傷に浸っていたら、いつの間にか見知らぬ場所へと来ていた。

どうやら山道を適当に歩いてしまい、行きで来た道から大きく外れてしまったようだ。


「空も暗くなってきた。野宿用の道具なんてもってきてないし、早く帰らないとやばい」


だが焦ったっていいことはない。どんなときでも冷静に、が先生の教えだ。


「方向は合っていると思うし、とりあえずこのまま進もう」


立ち止まっていても何も始まらない。私は歩き始めた。




「……はあっ、……はあっ」


あれからどれだけの時間歩いたのだろうか。

一向にバス停までたどりつけない。


「流石にこれはやばい。どうしよう……」


焦ってもいいことはないと思っていても、焦らずにはいられなかった。


「……もしかしたら、ここで死ぬのかな」


私はそんなことを考えていた。

もう諦めていたそのとき、私は近くに明かりが灯っていることに気づいた。


「! もしかして、誰かいるのかな」


私はその明かりに近づいた。

すると、そこには大きな洋館が建っていた。

外観はかなり古びていて、不気味な雰囲気を漂わせている。一見人は住んでなさそうだが、明かりが灯っているということは誰か住んでいるのだろうか。


「と、とりあえず、今日は泊めてもらおう。後日改めてお礼をするとして」


私の体はもう疲れ果てていて、これ以上歩くことは不可能だった。

私は玄関にあるベルを鳴らした。


「すいませーん。誰かいませんかー」


声を大きくあげた。しばらくすると、二人組の女性が現れた。


「あら、あなたは……? もしかして、道に迷ったとか?」

「そ、そうなんです。もしよろしければ今晩泊めてくださいませんか?」

「ええ、大丈夫ですよ。さ、中へ入ってください」


私は女性に進められ、中に入っていった。

この館で、凶悪な殺人事件が起こるとも知らずに。

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