表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/101

最終目撃地点は五反田。

 ぼんやり電車を待ちながら、あー、かったるぅとスマホを見て。背中から押されて、スマホ落下事件。このやろうと振り返れば誰もいない。

 駅のホームですらなく、なぜか白と青の部屋にいた。

 ここ、どこ? と部屋を出れば白いヒゲの爺さんと目が合った。


「きゃーっ!」


 可憐な悲鳴を上げたのが爺さんのほうで。

 あたしは脱兎のごとく逃げ出した。理由は不明でも不法侵入は通常犯罪。捕まったら前科一犯。就職に差しさわりがある。

 あたし、まだ、新卒予定! この先の人生をハードモードにしたくない!


 大きなドアを開けたらそこは、某テーマパークのようだった。


「おぅふっ」


 え? これなんのびっくり? や。やだなぁと思っている間もなく、マッチョな衛兵に捕まった。

 なにこの罰ゲーム。


 というのが、あたしが異世界に来たきっかけである。

 新卒採用にぐあっと煮詰まっていたけど、異世界来るほど世の中儚んでない。

 ちなみにスマホは液晶ヒビ入って瀕死の重症。ふざけるな。あと一年は残金あるんだぞ。しかも壊れても直してくれる人いない。むしろ充電できるのかという……。


 都合の良いと世の中浄化したら帰してあげると言われて頑張ることにした。

 あたしには就活がっ! あるっ!

 こんなところにいるわけにはいかないんだ。とはいうモノの……。


「ああ、どうでもいいけど、マカロン、食べたい」


 死ぬほど甘いものを食べて糖分を摂取したい。


なお、主役はこの人ではありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ