表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

こまかい詩集

詩 ご主人様が帰ってくるまで何百年も働き続ける

作者: 仲仁へび



「この家に私が帰ってくるまで、よろしくね」


 家を任された 仕事を任された

 留守を任されたから

 精進 一生


(ガンバル ガンバル)


 いつか帰ってくるはずと


 その日が来るまで 働き続ける


 季節と月日が 何度巡って

 カレンダーが何度新しくなって

 さらに時計が何度壊れていても


(ガンバル ガンバル)


 ずっと ずっと

 あの人だけを待ち続ける


 ご主人様が 返ってくるまで


 すぐにご飯が食べられるように

 あたたかいお風呂に入れるように

 ふかふかのベッドで眠れるように


 全部の仕事をきっちりこなして

 守り続ける この家を

 たとえ 何年 何十年

 何百年と 経ったとしても


「いつか帰ってくるからね」


 ずっと ずっと


(ガンバル ガンバル)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ