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1日目①



ギルドを出ると先程とは明らかに人の数が増えていた

自分と同じ第2陣のプレイヤーたちだろう

初期装備の者たちが多い


まずは宿探しから始める

それと平行して歩きながら鑑定をする

人でも物でも片っ端から鑑定する

こうすることで鑑定スキルが成長し 人やモンスター等の生物鑑定とアイテム・素材鑑定が派生で生えてくるからだ


因みに他のプレイヤーを鑑定する行為は特に問題ない

むしろスキル上げとして推奨されている

レベル差があったり隠蔽スキルがあると名前しかわからない為そこまでトラブルにはならないそうだ


しばらく歩いて宿屋を見つける

素泊まり一泊150Gだったので5日分支払う

毎日ログインするつもりではないので食事は露店で済ますつもりだ


このゲームの時間は現実と連動しているタイプだ

他のゲームではゲーム内時間が倍速なものもあるが

ゆっくりプレイしたい派なので前者で問題はない


ゲーム開始当初は世間は初夏だったが今の季節は秋

廃人プレイヤーや休みの長い学生を除けばガッツリログインするプレイヤーは少ないだろう


ノブオも毎日プレイするつもりはなくコツコツ進めていく予定だ


第2陣対象のイベントが2週間後に始まるが参加しないので焦る必要もない



無事宿を確保したので次は生産ギルドへと向かう

場所は冒険者ギルドの隣

冒険者ギルドを出た時に寄れば早いのだが一応理由がある


生産ギルドは生産職の総合ギルドのような扱いだ

ギルド内にはそれぞれの簡易設備があるので装備やアイテムをその場で生産出来る

登録したらすぐに設備にいくつもりだったので先に外の用事を済ませることにしたのだ


はじまりの町にあるギルドは冒険者ギルドと生産ギルドのみ

それぞれの職業に特化したギルドは先の町にあるので

スキルや性能を上げる為には先に進む必要がある


因みにテイマーやサモナーなどの獣魔ギルドは隠しルートで冒険者ギルドでも説明はない

当初は一切の説明もなく手探りでスキルなどの検証を行われた結果不遇職の扱いを受けていたが

とあるプレイヤーによって人気が急増し第2陣でもテイマー・サモナーを選択するプレイヤーが多かった


理由はよくありがちな亜人がパートナーに出来るというものだ


そのプレイヤーは一昔前のネット小説のような存在で

ユニーククエストを見つけたり 後衛職なのに格闘が得意だったりと話題に事欠かない人物だ


『新世界』でのストーリーや最前線の情報は最低限目に入れているので掲示板等でそういった有名プレイヤーは一応知ってはいる


しかしスローライフを目指すノブオにはあまり関係ないことなのでうらやましいとかいう感情はない

むしろ目立ちたくないのでそういった方々にはこれからもやらかしていってくれと思っている



途中露店で串焼きをいくつか購入して生産ギルドに入る


登録するだけなら条件は必要なく誰でもできる

所属するメリットはギルド内施設と販売所の利用が出来ることだ


後にそれぞれの生産職のギルドに入るには試験があるのでそれまでに必要なスキルを上げなければならない



登録を済ませ販売所で素材を購入する

木材をいくつか

設備の使用料は1時間100G

3時間分支払う

後で金策をしないとな


生産設備は一通り使えるようになっている

全て初期仕様であるがはじめの内は問題ないだろう


作るものは木刀と杖


近接用の武器として木刀を作る

剣術スキルを手に入れる予定だ


杖は予備と両手に2本装備することで二重詠唱等のスキルを獲得する為だ


木工スキルがないので自力で木を削り形を整える

何度か挑戦しやっと1本木刀が完成する


性能はお察しだがはじめてにしては上出来だろう


次に杖を作る

先程に比べると幾分かコツを掴めたのか作業は少しスムーズに進んだ

完成すると木工スキルを獲得した

次からはもう少し楽に作れるだろう


時間は少し余る位で済んだ

生産ギルドを出て一度宿屋に戻りログアウトする

次は町の外に出てスキル上げと金策をしよう



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