大五郎
上陸した島は町位の広さがあるのだが中央に見える大きな木以外何もない
草原が広がるだけだ
早太郎をしまい探索を始める
外周をぐるっと回ったが何もない
魔物はおろか動物もアイテムも何もない
あるのは中央の大樹だけだ
見てない場所は大樹の周りだけなのでそこへ向かう
近くで見ると大樹は大きい
10メートル以上はあるのではないか
見たところただの大きな木にしか見えない
鑑定しても何も出なかったので木の下で一休みすることにした
何かの気配で目を覚ます
いつの間にか寝ていたようだ
茶々丸を見ると寝ている
ということは危険はないのだろう多分
辺りを見回す
背後に気配を感じ振り向くとそこには熊がいた
その熊は体長2メートル程で何故か黄金に輝いていた
そんな魔物や動物は聞いたことがなかった
見たところ敵意を感じないので危険はないだろう
起きる気配のない茶々丸を見て判断する
鑑定するも何も出てこない
魔物なのかも怪しい
向かい合っているのもあれなので食べ物を差し出す
いくつか用意するも中々興味を示さない
そんな中あるものを見て目を輝かせる
それは水の町にある水樹の水だった
飲むように促すと美味しそうに飲んでいた
すると何かが繋がる感覚が
以前茶々丸の時に体験したものと同じ感じだ
多分獣魔契約が成功したのだろう
熊を大五郎と名付けた
何の魔物かわからないが熊だしもふもふだし問題ない
大五郎が近づいてきて手を差し出す
とりあえず手を合わせるとアナウンスが流れた
『島の権限が譲渡されました
島の権利がノブオに移ります』




