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俺様、ペットを手に入れる


よぉ、俺様だ。海だ。


冒険者だか魔物だかの集団を森ごと消しとばした俺様は、食料や人を求めていまだ探索中だ。

ちくしょう、行けども行けども森を抜けねぇな。



ーーー1時間後ーーー


流石になんもなさすぎでしょ!

なんでもいいからなんか起こってくれよー、どうしたんだよ異世界ー、頼むよ異世界ー。

俺様の新しい人生の門出なんだせ?

盗賊に襲われてる美少女とかさー、テンプレ的なのないわけ?

最悪助けるのが熟女とか幼女でもいいや、俺様は守備範囲が広いからな。性についてはとても寛容なんだ。



ドドドドドド!!

「ブモオォォォーーーー!!」



おっとぉ、またすごい音がどんどん近づいて来るよ。

ブモーって、なんか鳴き声みたいなのも聞こえたし。たぶん魔物なんだろうなー、美少女がこんな声あげて、でっかい地響き鳴らしながら森の中を走ってるわけないし。


なんだあれは?とてつもなくでかいイノシシが俺様に向かってはしってくるぞ?普通に2トントラックぐらいあるんじゃないか?

まぁ期待してたのとは違うけど、暇潰しにはなるかな?


「ブモオォォォーーー!!」


はいはい、今この俺様が相手してやるよ。まだ使ってないスキルはっと、うーん、黒き神のオーラってのがあるな。強大なオーラで相手をビビらせる技か?

とりあえず使ってみるか。


「ブモオォー……? ブ、ブモ!?」


どうやら俺様の予想は当たってたらしい。

スキルを発動させたとたん俺様の体から黒いオーラ的なものが吹き出して来たぞ?うわー、俺様から吹き出したオーラが柱みたいになって空まで上がってらぁ。周りの木々とかもすげーざわついてるし。


「ブモブモブモ……!」((((;゜◉◉゜)))))))


おーおー、相当ビビってんな?あの豚。

ここら辺で止めてみるか。


「ブ、ブモブモブモフー!!」


オーラを止めて睨みつけてやるとこの豚、俺様の目の前まで来て平伏し上がった。うーん!これだよこれ!平伏してんのが豚なのは些かいただけないが気持ちいいね!!

俺様のペットにしてやるか!


「……お前、俺様のペットになれ」


「ブモフー」


久しぶりに声出すから上手く話せなかったが、大丈夫なようだ。

しかし自分のペットにするとなると少し愛着がわくな、名前でもつけてやるか。そーだなー、ポ◯コでいっか。豚だし、俺様アニメ映画、特にジ◯リ好きだし。

どれ、歩き疲れたからポ◯コの上に乗って移動するか。



**********


ーーエルナンテーー


「な、なんなのこの強大な力の気配は!?」


私は元拠点だった所の近くにある洞窟の中で、配下であるオーガたちが、私の拠点を吹っ飛ばした不届き者を捕らえて来るのを待っていたの。オーガたちが魔の森林地帯に捜索にいってからしばらくした後、突然、とても強大な、そしてとても邪悪なものの力の気配を感じたわ。


「……!この力の気配ッ、歴代最強といわれた魔王であったお父様の比じゃないわ!!」


こんなにも強大な力を持つものが、いえッ!お方がこの近くにいらっしゃるというの!?

私が探し求めていた、お父様より強い、それも比にならないくらい強いお方が!?

早くお会いしたい!!


「たしかこっちの方向だったはずね!」



**********


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