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01.駅にあるヤツに乗ってみた

初めまして夜月 澪です。

主人公がその周りの人達と仲良くやってくお話を作れればなぁと思って書きました。

自分が学生な分、通学時間しか執筆出来ないので更新は遅くなると思います。

自分は1週間に1回以上更新できればいいなと思います。


2016/09/28 07:36

日本語の誤り等 修正いたしました。

 突然だが、俺の家の最寄り駅の話をしよう。

 まず、立地は地方というほど都心から離れてない位で、人は少なめで都心みたいにごたごたしてない。研究機関のおかげで街並みは都会の縮図位には発展している。なんか歩道橋に「とかいなか」とか書いてあっけど、何言ってんのか意味分からない。

 いや、分からないんじゃない。ちょっと「うわぁ」って感じ。

 うちの地域はいろんな研究機関のおかげで科学技術が発展していてほかの地域より少しメカティックな街だ。

 研究所のロボットとかがたまに街を歩いてたりする。


 そこで、だ。その恩恵とでも言うのだろうか、その駅には何故かセグウェイがある。そう。あの体重をかけると進んだり戻ったり出来るあのセグウェイだ。 そして今、俺はそのセグウェイの前にいる。


 …ん?いや待て待てそんなことより自己紹介をしていなかったな。

 俺はかける。どこにでも居るただの高校生だ。ただ、変わったものや珍しいものには人一倍敏感だと言われる。

 …普通だよ?ちょっと珍しいのが好きなだけだよ?


 まぁそんな珍しい物が好きな性格があってここにいる訳なんだが、このセグウェイには乗ったことはまだ無い。実際にセグウェイは少し前から設置してあったが、その時は乗りたい気持ちよりも周囲の視線が気になってしまい結局乗らないでしまった。

 だがしかし!高校生になって通学にこの駅を毎日利用するようなり、セグウェイを毎日横目で見ていてどんどん乗りたい気持ちが増えてきて、気づいたら今日の朝からずっとここでセグウェイとにらめっこしている。


 ーーーあ、朝どこかに向かって電車に乗って出かけて行ったご家族御一行様が帰ってきた。こっち見てくるんだが。

 …おい、そこのガキ「あのお兄ちゃん朝からずっとここで1ヶ所を見つめてるよ?」とか聞こえる声で言わないでくれ。来るものあるから。

 そしてその子の手を引いて俺を子供の視界から外そうとする親!こっちを冷たい目で見ないで!あんたらの娘の一言で俺のメンタルはとっくにズタボロなんだよ!


 …もういいや、俺のメンタルは今ので完全に持ってかれたし、もう周りの目なんて気にならない!このままセグウェイに乗って現代の最新技術を楽しんでやる!そして友達に自慢してやるんだ!

 自慢したらまた、あいつら苦笑いで返事するだろうな…おかしい…どうでもいい話する時は普通なんだけど珍しい物の話をした途端苦笑いなんだよなぁ…

 特にあればひどかった!夏休みに入ってすぐに…いや、やめておこう…話したら長くなるしな。


 それより、そうだ。セグウェイだ!ちなみにセグウェイは公衆電話のボックスみたいなのに入っていて、それが二台ある。

 取り敢えず右のボックスの扉をガチャっとしてセグウェイにRide O…ん?できねぇな…ロックかかってる。

………あぁ~ね利用規約ね。やっぱそういうとこしっかりしてるんだな。しかもタブレット端末に表示するとはカッコつけてるな。ん~と?なになに?



ーーーーーーーーーセグウェイ利用規約ーーーーーー

 セグウェイ(以下、機体)は開発プログラムを搭載した試験的な機体です。


 機体による怪我などの責任は一切負いません。


 機体が故障した時に、使用者の故意によるものと発覚した場合修理費の全額を使用者に負担していただきます。


 ※機体に搭載しているプログラムはあくまで、開発途中のものです。例え、不測の事態に陥ってしまっても責任を負いません




 以上の規約を読み、承諾した場合のみ下の欄に名前を記入して下さい。


【名前を記入して下さい】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 おぉ、なんてわかりやすい利用規約だ。利用規約ってダラダラ書かれてて読むの面倒なんだよなぁ…スクロールで画面飛ばして初めしか読まないしな。

 でも、短い利用規約だから今回は全部読んだぞ。

 故に見落としちゃいけないようなもとも見つけたんだが…なんだよ不測の事態ってよ…「※」とか付いてたら気になって仕方ないじゃんか…


 でも!そこがいい!この何が起こるかわからない怪しさ!


 さぁ名前を書くところはここかな?

 はいはーいでは、名前を【翔】っと!はい!できた!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 登録が完了しました。

 セグウェイに乗って街をお楽しみください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 おっ、これでロックが解除されたのか。よし!それじゃあ改めてRide On!!!…スタッ。


 よし…大丈夫。慎重に乗ったから大丈夫。ん?なんだお前ら。まさか俺が飛び乗るとでも思ったか?馬鹿め!そんな事する筈ないだろう!何故なら壊れたら修理費全額負担だからだ!「勢いつけて乗ったら真っ二つになりました」とか言ったらぜってぇ俺のせいになるもんな!

 だったら慎重に乗るべきだな。


 よし、じゃあ簡単な動作だけでも駅構内で練習しとくか。あ?人の迷惑だからやめろって?ダメダメだぜ皆の衆よ。

 確かに都心でそんな事しようとしたら迷惑どころか普通に職質タイム直行ルートに乗ってしまう。

 だかしかし!だがしかしだ…!初めに言っただろう!ここは「とかいなか(笑)」で人は少ないと!そのうえ商業とかは発展してるから駅はそこそこに広い。

 さっきの家族連れを覚えていたのもここが「とかいなか(笑)」で人が少ないからだ!決して「あの女の娘かわいい、フヒヒ」とかじゃねぇからな!

 じゃなくてそれで、駅が広くて人もいないので練習が出来る。


 基本操作はテレビとかで見てたし、詳しい事もさっきのタブレットに書いてあったから、大体の操作は分かってるつもりだ。

 まずは、このボックスからセグウェイを出さなければいけない。

 …何で前向き駐車になってんだよ。バックでしかでれねぇじゃねぇか。こっちはセグウェイ初体験様だぞ。怖いぞ。しかたねぇか。

 俺は意を決して後ろに体重をかけてみる。


 …あれ?バックしませんよ~?これ以上やると後ろに倒れますよ?イナバウアー並にのけぞってると、こっちを見てニコニコしているご老体がいた。

 やべぇ、超恥ずい。しかし相手がご老体故に怒鳴る気になれん。

 そこで俺はイナバウアーから体勢を戻し冷静になる。あれ?電源ついてねぇじゃん。じゃあ動くわけ無いじゃん。アハハハハハ…てかこれ、まずボックスから引っ張り出せば前進から始められるじゃん…


 これで今度こそ大丈夫。電源よし、周囲よし。翔、前進しまーす。ちょっとずつちょっとずーつ体重をかけて、

 ドキドキ……………ウィーン。

「うおっ!」

 いかん。思わず声に出してしまった。今回はラッキーな事に誰も見ていない。

 それにしても、動いた…動かせた!やっべぇ超楽しいコレ!いや~恥ずかしさ故に乗らなかったと思ったらもったいなかったなぁ~…

 よし、もうちょい練習してから街出てみるか。




 …これくらい乗れれば街に出ても安全だろう。

 それじゃあちょっくら、出歩いてみるか…

 俺は人通りの少ない駅の南口から出て街ふらついてみた。


 ……が、これ絶対選択ミスだよなぁ…よく考えれば北口は、商業施設側でサラリーマン多めだからあんまりこっちを気にする人はあまり居なかったのか。

 なのに俺は住宅街側を選んでしまったから…その…

 周 り の 視 線 が 痛 い。

 駅構内で練習してた時は、セグウェイに夢中であまり周りとか見てなかったけど、外(しかも住宅街)に出ると街の風景とか見るから自然と他人が目に入るしかもその方々の視線が痛いとなるとやはり来るものはあった。

 仕方ない。かなり進んできてしまったが南口側で残りの時間は過ごすか…

 そう思いながら俺は元来た道を戻る。




 …何かがおかしい…いや、何がおかしいのかは分かってる。しかし現状に理解が追いつかない。進めば進むほどに俺の過ごした街の風景から遠ざかって行く。

 て言うか、どんどん街並みが電子っぽく?てゆうか近未来的な?風景になって行く。

 あれ?道、間違えちゃったかな?アハハ、そうだよね。いやーまいったな自分の街で迷うなんてー…一回もと来た道に戻って自分の知ってる道まで行きますか。

 …おい、俺がさっき通った道に近未来風建物がたっているが?おい俺、この現象をどうやって説明する?…だめだ俺には説明出来ない、ここはもうGuguleググレ先生のGugule MAPに聞くしかないか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  圏 外 で す

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(# ^ω^)

 ↓

(ーー゛).。oO(思考中)

 ↓

\(^o^)/


 よし、考えんのやめよう。確かにここは俺の街では無い。どこか遠くの地方なのかもな。もしかしたら外国とか?外国だから電波が届かないのかな?うん、きっとそうだ。ここは外国だ。何でここに居るかは知らない。

 しかしながらセグウェイに乗れて、さらに、それにあった風景も見れてイイことだらけじゃないか。

 よし、帰り方とかはそん時考えればいい。まずは目の前の出来事を楽しもう!

 この街はいいな。みんな俺を残念な人を見る目をしてこない。むしろ驚いた目で見てくれるくらいだ。

 ………ん?驚いてる?え、何で?こんな科学技術が発展してそうな街なのに?ま、残念な人を見る目じゃないだけいっか。



 また少し街をセグウェイで見物してると、道路の反対側に見た目俺と同じくらいの年齢の女子を見つけた。しかも超カワイイ。驚いてる顔もカワイイ。

 はーい!俺、見つけちゃいました!彼女の瞳は青いです!よって、彼女は外人さん。つまりここは外国だ!やっぱり俺は推理力抜群だぜ。

 とか愉悦に浸ってると、驚いている彼女と俺の間に車が通った。


 はーい!俺、また見つけちゃいましたよ!さっきの車、浮いてましたよ!てか、ハンドルありませんでしたよ!じゃあ外国ですらないじゃないですか!ほんとココどこなんだよぉぉぉぉぉ!!!


 推理力のなさに嘆いてると、その女子がすごい勢いで近づいてきた。

 ちょ!そのスピードで俺の前に止まれるの?あ、気づいたっぽい。慌ててる。うん、止まれないよね、そうだよね。そうすると…え?ぶつかる?俺に?あ、セグウェイがやべぇ。


 とか考えたが、時すでに遅くセグウェイもろともぶつかってしまう。

 女の子は大丈夫か!?違う、セグウェイは!?あ、合ってたのか。


「だ、大丈夫!?」

 あ、外人さんに日本語が通じるのかと思ったが、返ってきた返事は意外にも日本語だった。

「あ、ありがと。それよりあなた!その乗り物はどこで見つけたの!?乗ってるなんてもったいない!絶対歴史的価値があるわ!」


 え?セグウェイが歴史的?

読んでいただきありがとうございます!

これから、主人公と女の子が仲良くなれるように頑張っていきたいです!

感想を書いていただけたらありがたいです。

よろしくお願いします。

m(._.)m

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