表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まったり城塞都市をつくろう  作者: Kiryo
拠点をつくろう
64/120

【お詫び】平成天才の父親

ヒツジが数頭解体されて食料になってた。南無南無。

強制的にヒツジを増やすと母ヒツジの負担がかなり大きいらしく、カールさんがしょんぼりしてた。かわいそうに。

エミリアさんに慰めてもらったらしく、翌朝にはけろっとしてた。滅せよ。


インベントリで作成した【ベッド】を宿舎に配置していく。

ついでに窓とベランダを設置。

ベランダには銀盃花ミュルトゥスを鉢に植えてベランダを飾る。おっさんが。


興里こおりは自分たちだけが入れる【鍛冶小屋】というルームがあるらしいのだが、

「鍛冶小屋は寝る場所じゃない!」

とわがままを言うので、そのうちどこかに家をつくることになった。

昨日は、新築の宿舎で子供たちと一緒に寝てたので、しばらくそこで寝泊まりするらしい。


あんちゃんはチュートリアルが始まる直前に、駄女神に引っ張られたせいで【ルーム】どころか男子高校生すらいない。

そんなことは御構いなしにあんちゃんたちがポーズを決める。


「ジャジャーン! バァンさん、僕の能力どうですか!」

「「どうだー」」

「すごい! ものすごく可愛いです!!」

俺の代わりにザシャくんが答えてくれた。


「ですよね!ですよね!この二人マジ可愛くて可愛くて!」

「はい、かわいい。 コーくんかわいい」


仲よさそうなので放っておこう。

あとザシャくんは、コーくん推しみたい。



見ると土の精コボルトのコーネリアスとシーラの格好がおかしい。

青い線の入った白地のセーラーにスソの折り返されたハーフパンツ。あとついでに同じテイストの帽子も。


俺の記憶が正しければ、確か昨日までは赤い帽子に緑色のヴェステを着た、おとぎ話に出てきそうな精霊・妖精の類だったはず。


「なんか二人をレッスンしてたら、ステータスが上がって宝石をゲットして、着せ替えられるようになりました!」

よくわからないけど、多分能力開眼ということらしい。よかったよかった。


歌って踊れる土の精コボルトスターズ。

あ、コーネリアスがこけた。

「!!っ可愛い!!」

ザシャくんが身もだえしている。


俺の中でのザシャくんの立ち位置が、最近少し変わってきたかもわからん。

ありていに言えばちょっと引く。




閑話休題、そして本題。


俺は、みんなを集めて土下寝どげねで謝罪をする。

土下座ではなく土下寝どげねで。誠心誠意。



「申し訳ございませんでした!!!!」

これでダメなら三跪九叩頭さんききゅうこうとうしかない。


「ど、どうしたんですか急に!」

みんなが慌てている中、ゆっくりと起き上がりながら鷹揚に説明する。


「南北が逆でしたー!」

三跪九叩頭さんききゅうこうとうで謝罪。威厳を込めて。



【ベッド】を揃え一息ついた後、入手したコバルトを使ってコンパスを作成しようと、インベントリで永久磁石を生成した時に発覚。

ええ、逆でしたよ。南北。


何度もなんども激しく頭を打ち付けたおかげで(物理)、皆に許してもらえたようだ(混乱)よかったよかった。


これにより、今までの表現が逆になるので、皆さん頑張って!

簡単なところでいうと、東崖は西崖になり北西の湿地帯が南東の湿地帯になり北西の湿地帯の隣の崖が南東の湿地帯の隣の崖ががが(略)


ごめんなさい。

なんだか自分でもわからなくなってきたので、地図を見て小宇宙を感じてください(コスモ)



挿絵(By みてみん)

拠点周辺地図


挿絵(By みてみん)

周辺地図





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ