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【閑話】カールはおやつ

「結論だけ、書く」(CV:田村ゆ○り)


ただのIT土方に20mの崖は登れない。


複数の子供を相手に、1時間本気の鬼ごっこをして勝ち誇る妻と違って、肩のストレッチをしただけで、翌日筋肉痛になる俺をなめるな!


「昨日みたいに、階段をつくれないのですか?」

あ、はい。

ザシャくんは、可愛いなあ。


階段でもしんどいので、IT土方にも優しいスロープにしたら、えらく冗長になった。しょうがないね。いや、逆にしんどいか?


ゲームの時はジャンプで疲れたりしなかったのに。


あと、こっちでは高所恐怖症が再発。数メートル登ったらキュッとなるので、土壁を手すり風に。


崖の頂上付近までスロープを設置したあたりで、周りの風景が白い部屋に変わった。


ん? あれ、死んだ?

また爆死した?


「レベルが上がっただけだよ。相変わらずだねー」

いつものイラる声の主、ウェー様からお言葉を頂戴した。ありがたやありがたや。



よく見ると白い部屋が白い部屋じゃない。

なにをいっt(ry


白い部屋と言っても、比喩的な意味で使っていただけで、もともと小さくて白い花が一面に咲き乱れていた場所。


草原と小さな白い花以外、何もない白い部屋には、つくりかけの菜園と、


……カール自走臼砲040。


えーと、


「変わったご趣味ですね」

「このカールくんは、私のじゃないわよ」


「それよりレベルアップってどういうことですか? きたる高齢化社会に備えて、バリアフリーなスロープを要塞に設置してただけで、魔物は倒してないですけど」


「ああ、マイニングしたりクラフティングしたりスロープ設置したりでも、レベルは上がるよ」


おお、レベルアップ!

そういえばそんなのあったな。


「ということは、いずれは崖もスイスイ登れるような超人ハ○クになれると!」

「いや、スロープつくっても無理でしょwww スロープつくるのが上手くなったんじゃない? そういえばド○ドクモンスターって緑だっけ?茶色だっけ?」


さいですか。

あと、緑はドラム缶の中身じゃないかな。


「ちなみにブロック落としてゾンビ倒しても経験値入らないからねw」


さいですか。


「そんなことより聞いてよ、大変だったんだから。日本のニート根こそぎ持ってきたら、他の神様たちがものすごく怒り出しちゃて。ニートはお前だけのリソースじゃないとかなんとか。」


「本当に56万人呼んじゃったんですか?」


「おまけに召喚したニートの中にいた悪質なチーターに私の世界をハックされて、管理権限まで一時奪われちゃって。あんまりムカついたから、ヤツの兵器mod改造して、このカールくんに地球破壊爆弾ぶっ放させて、そのあたりを原子レベルまで崩壊させてやったわよ。そしたらなんかウルズの泉の法廷で裁判沙汰だって。私、出廷できないのに欠席裁判とかマジひどくない?ちょっと関係ないニート50万人くらいアレしちゃったけど、チーター自身はどっか別の異世界へ自分で逃げちゃったんだよ」


「ちょっと何言ってるかわからないです」


「まあ安心して。ウルズの欠席裁判で、その時死んだニートは別の異世界で有効活用することになったらしいから。 あと、世界をつくるならちゃんとやれって裁判長に言われたけど、ちょうど今『少○Z』っていうなろう小説読み始めたら止まらなくなっちゃって全然無理なんだよねー」


「ちょっと何言ってるかわからないです」


「というわけで、このカールくん邪魔なんだけどいらない?」


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