解呪
前話投稿誤爆してたので12/22に修正しました。前に読んだ時、変な文章だったという方はよければゴーバック!(誤爆だけに)
あと文章が変なのはいつもでした。
南壁崩壊の直後、危険を感じて崖下に降りた小烏丸は、目の前で起こる異常な光景よりもフェデルマの詠唱と舞踊に心を奪われる。
巨人同士の剣戟をくぐり抜け、倒れたフェデルマに駆け寄り抱き起こす。
腕の中で失神しながらも何度も絶頂を迎え痙攣するフェデルマの、そのあまりの美しさに小烏丸は、なぜ崖を降りてきたのかも忘れ、周囲で繰り広げられる壮絶な死闘も全く目に入らなくなっていた。
「美しい……」
腕の中のフェデルマがうっすらと目を開き、小烏丸の首に手をまわす。
そして190cmの小烏丸と3mのフェデルマが唇を重ね舌を絡ませる。
フェデルマの《まどわしの草地》の詠唱により地面から伸びうねる草が、背の低い沼小鬼の視界を阻み突撃速度を遅らせ、《オーク木の守護団》により、地面から突如現れたオークの巨木4体が、枝に実る燃える実を沼小鬼に投げつける。
暴れまわるモリガンの横では、《大きくなぁれ》の効果により巨大化したエーリウ、狂戦士状態の6m級の巨人が沼鬼たちを蹂躙していく。
あれほど脅威だった沼鬼たちが次々と巨大化したエーリウに吹き飛ばされ、投げ飛ばされて、城壁を崩し崖壁に血飛沫の花を咲かせ、モリガンの日本刀の斬撃により血煙を上げながら息絶えていく。
あわや挟撃という形になりかけたが、フェデルマの魔法で敵の増援を圧倒する。
視界を遮られた沼小鬼にドリュアデスの爆発する火の実、崖の上から弓式神の矢が降り注ぐ。
(ダイスロール(3D6)= [5][2][2] 合計:9)
9体の沼小鬼が倒れる。
モリガンが2体、巨大化したエーリウが4体の沼鬼を仕留める。
「「うぉおーーー!!」」
城門塔の上から慣れない弓射や投石をしていた守備兵が、その圧倒的な光景に歓声をあげる。
《我はそれらを拒む》
(ダイスロール(1D6)+1= [2] 合計:3)
《まどわしの草地》消滅。
エーリウの《大きくなぁれ》効果消滅。
モリガンの《ヴァルキュリヤの接吻》効果消滅。
周囲の守備兵から歓声が上がった直後、突然の詠唱の効果により、うねる草は萎れ、巨大化したエーリウの姿は元に戻り、モリガンの狂戦士状態が解除される。
そして、狂戦士状態の連続使用・連続解除により精神に影響を及ぼしたモリガンが恐慌状態に陥る。
「グゴオオオォォ!! 」
隻腕の沼鬼が他の個体の倍はありそうな巨大な左手を振り回し、オークの木の守護団の巨木をへし折る。
(ダイスロール(1D4)= [1] )
「戦わないヤツはブッ殺すゾォォォォ!!!!!」
突然の反撃に崩壊しかけた沼小鬼の戦列を、咆哮ひとつでまとめ上げる巨大な左腕を持つ隻腕の沼鬼。
さらにその背後からは、角笛を響かせ、戦太鼓を打ち鳴らし、軍旗を掲げた沼小鬼を引き連れた沼の女王が姿を表す。
「首を刎ね、我が前に差し出せ」
「キリキリ働けェェ、トりモドすゾォォォ!!!」
「「「ギシャァァァー」」」
隻腕の沼鬼が発する《戦咆哮》が戦場に響き渡ると、生き残っている沼小鬼が、目の色を変えてクッコロ騎士団の脇をすり抜け鬼防柵に殺到する。
守備兵が鬼防柵から沼小鬼に槍を突き立てている間に、別の沼小鬼が仲間の屍を土台にして一斉に鬼防柵へ飛び込む。
「うゎっ!!」
「「ぎゃーー……」」
ザクッザシュッ! ゴキゴキッ!
そして鬼防柵を埋め尽くす沼小鬼の雄叫びが響く。
「「「グガャァァァー」」」
ミリアとマックス大好き
歌う月22
住人数についての報告
報告者:モットー ドリュアス
移住希望者:1名
人間(1)
住民総数:145
内訳:
招来者:5
人間:107
ドワーフ:9
吸血鬼:4
ハーフエルフ:3
ダークエルフ:3
熊猫人:2
人狼:2
猫人:2
白虎人:1
龍人:1
白熊人:1
エルフ:1
ドヴェルグ:1
戦狼人:1
半竜人:1
以上




