トンネルの成長かんさつ記ろくノート②
1月2日(土) 晴れ、ときどきくもり
朝おきて、つくえの上においておいたトンネルの種を見たら、もう、トンネルがかんつうしていた!
せつめい書には、「さいしょは針で開けた穴くらいの大きさ」と書いてあるけど、じっさいにかんつうしたトンネルは、それより太くて、ストローくらいの直径があった。昨日、お供えのミニドーナツを、ふんぱつして3つもあげたおかげだろうか。
それでも、トンネルの穴はまだ小さいので、穴のむこうがどうなっているのかは、よく見えない。ただ、30分ごとくらいの間かくで、穴のむこうは、明るくなったり暗くなったりをくり返しているようだ。だから、げんざいのトンネルのむこうは、トンネルのこっちがわの世界よりも、ずっと短い間かくで、昼と夜とが入れかわる世界なんだと思う。
それにしても、トンネルの穴をのぞいても、トンネルの種のむこうにあるもの、つまり、ぼくの部屋の景色なんかは見えなくて、ちゃんと、トンネルのむこうにある世界が見えるのは、とてもふしぎなかんじだ。いったいどうなっているのだろうか。
今日は、わなげのわを10こ、トンネルへのお供えにしてあげた。わなげは、昔よくあそんでいたおもちゃだったけど、もういらないし、お母さんが「いらなくなったおもちゃは、どんどんすててかたづけなさい」とよく言うので、ちょうどよかった。
明日は、トンネルがもっとよく育つように、筒をさがしてきて、お供えにしようと思う。